学部・大学院のTOPICS 医療検査学科 新校舎に第1期生が来訪

2025年6月、医学部 医療検査学科の新校舎に、前身である「医学部附属衛生検査技師学校」の第1期生11名と、当時教務主任を務められた田中幹夫先生が来訪されました。
この訪問は、医療検査教育の原点とこれからの学びが交差する、象徴的な機会となりました。

伝統を礎に、進化する教育環境
医療検査学科のルーツは、1968年開設の「医学部附属衛生検査技師学校」。長年にわたり、臨床検査分野の専門職教育に注力し、多くの卒業生が医療現場で活躍しています。
そうした歴史を背景に、より高度で実践的な教育に対応するため、医療検査学科の開設に伴い校舎の全面リニューアルを実施。最新の実習設備や多目的ラボを備えた新たな学びの場が誕生しました。現在、この校舎では、医療検査学科の1年生と2年生、臨床検査専門学校の3年生が学んでいます。


温かなまなざしと、次世代へのエール
校舎見学では、1期生の皆さんが懐かしい思い出を語り合いながら、新しい設備や学生の姿に目を細めていました。
「まるで孫を見ているような気持ちになる」「私たちの時代にはなかった素晴らしい環境。若ければ、ここでまた学びたい」こうした言葉からは、長い教育の歩みと、今なお続く思いのバトンが感じられました。
高度な実習環境と、充実した学生生活
新校舎には、学びを支える多彩な設備が整備されています。
(看護学科・医療検査学科2号館)
- 多目的ホール・大型講義室・協同学習室
- 生化学実習室・生理実習室・スリープラボ(睡眠医療)
- バイオサイエンスラボ・データアナリティクスラボ(AI・バイオ統計)・データマネジメントラボ
(看護学科・医療検査学科1号館)
- 交流ステップ(他学科との交流スペース)
- 食堂「Medi Cafe」やコンビニなどの共用エリア
学びと学生生活の両面を支える環境が整い、学科の新たなステージが始まっています。
















未来へつなぐ教育の精神
本学科では、附属病院との密接な連携のもと、臨床に直結した教育を展開。専門知識や技術に加え、チーム医療に必要なコミュニケーション力や倫理観も重視しています。
これからも創設以来受け継がれてきた教育の精神を大切にしながら、時代の変化に柔軟に対応し、次代の医療を支える人材の育成に力を注いでまいります。
