研究・産学官連携の産学官連携TOPICS 久留米大学・シミックソリューションズ・オケイオス、医療・健康分野におけるDX化推進事業実証に関する協定を締結

久留米大学・シミックソリューションズ・オケイオス、医療・健康分野におけるDX化推進事業実証に関する協定を締結

左から オケイオス 中村代表取締役社長、久留米大学 内村学長、シミックソリューションズ羽野Co-CEO

ブロックチェーン型情報管理と情報信託機能の仕組みを用いた情報流通基盤を構築

久留米大学(本部:福岡県久留米市、学長:内村 直尚)と、シミックホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 CEO 中村 和男)のグループ会社であるシミックソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役Co-CEO 羽野 佳之・葛西 恵、以下:シミック)、並びに株式会社オケイオス(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長 中村 高歩、以下:オケイオス)は2022年12月20日、「医療・健康分野におけるDX化推進事業実証に関する協定」を締結しました。

シミックは、シミックグループが医薬品開発に関わる業務で培ってきたノウハウを生かし、個人及び自治体等にヘルスケアの新たなエコシステムを用いたソリューションを提供しています。昨今では、新型コロナウイルス感染症対策として全国の自治体と連携し、ワクチン接種支援や陽性者登録及びフォローなど、さまざまな取り組みを展開してきました。

また、オケイオスは2016年に設立され、「情報をつなぎ、人と街を健康に」を企業ミッションに、ブロックチェーンの特性を生かして、医療・健康分野におけるPDS(※1)プラットフォームを独自開発しております。なお、シミックは2022年9月28日付でオケイオスを持分法適用会社として資本業務提携しています。

久留米大学は地域への貢献を基本理念に掲げ、本学の有する知的財産や教育研究の成果などを生かし、地域の団体や行政・企業等とも連携しながら、社会のニーズに応えるさまざまな貢献活動に取り組んでいます。そのなかで、ウェアラブルデバイスや検査キットなど、患者自身が取得可能なデータを活用した遠隔医療をはじめとした医療DXによるBig "small" Data(※2)の活用実現に向けて、シミック、オケイオスとの協定締結に至りました。

今後、3者が連携し、多業種・異企業間のデータ交換を可能とする情報信託機能を駆使し、健康寿命の延伸に向けた持続的な情報活用サービスの構築を目指します。

※1:PDS:Personal Data Storeの略。個人に関する情報を集約させ管理するシステム

※2:Big small Data:多人数となるデータ件数ではなく、個人の経年視点で深掘りをしたデータ群

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