研究・産学官連携の研究TOPICS 先端癌治療研究センター「第128回カフェで学ぼうがんのこと」を開催

先端癌治療研究センター「第128回カフェで学ぼうがんのこと」を開催

4月21日(金)15:00~17:00、先端癌治療研究センター腫瘍免疫学部門とNPO法人ウィッグリングジャパンの主催による「第128回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました。

テーマ:キモの話:肝と胆 ~がん治療法の進歩~

講師:古賀浩徳 教授(医学部内科学講座・先端癌治療研究センター肝癌部門)
会場:久留米大学福岡サテライト(福岡市中央区天神)+オンラインによるハイブリッド開催

新型コロナウイルスの感染防止対策を取ったうえで、福岡市天神の久留米大学福岡サテライトでの会場開催とウェブ会議システムZOOMを用いたハイブリッド形式で開催しました。

我が国における肝がんの原因はC型肝炎ウイルス感染によるものが大部分を占めていましたが、現在ではC型肝炎ウイルスは飲み薬でほぼ100%治療できる時代になりました。これにより、糖尿病や脂肪性肝疾患の患者さんが肝がんを発症する割合が増加していること、これらの患者さんは通院の頻度が低いことから大型の肝がんが見つかるケースが増加していること、治療に関しては局所治療に加え「複合免疫療法」等の全身治療が急速に進歩してしていることをお伝えしました。続いて肝内胆管癌についても解説し、抗がん剤治療が効かなくなった場合でも「がん遺伝子パネル検査」で有効な治療薬を探せる可能性があることをお伝えしました。(先端癌治療研究センター 山田 亮)

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