地域貢献のTOPICS 「キャリア・フィールドワーク」で学生が企業に課題解決策を企画提案

「キャリア・フィールドワーク」で学生が企業に課題解決策を企画提案

12月21日、キャリア教育科目である「キャリア・フィールドワーク」の講義が行われ、学生が企業に課題解決策をプレゼンテーションしました。この講義は、ビジネス現場で実際に起きている問題(テーマ)の解決をするためにグループでの議論・調査を通じて、提案を行うことを目的としています。

今回が初参加の株式会社鹿田産業は、福岡県知事指定特産民工芸品「八女すだれ」の織元で、竹や籐など天然素材を使った家具を製造、販売しています。同社の代表取締役社長の鹿田和正さんからは、来年1月にリニューアルオープンする八女本社ショールーム、隈研吾氏設計の「SHIKADA SHITSURAI ショールーム」で、お客さまに伝える企画の計画が課題に出され、3つのグループがそれぞれの解決策を提案しました。

今年度は、株式会社鹿田産業、株式会社三好不動産、JR九州ホテルズ株式会社、イオンフィナンシャルサービス株式会社にご協力いただき、学生は4社が抱える課題について理解した後、フィールドワークやグループワークを行い、問題解決策を企画検討しプレゼンを行いました。

それぞれのグループで企画検討を重ねた解決策をプレゼン
それぞれのグループで企画検討を重ねた解決策をプレゼン

1班目は「近未来のショールーム」をテーマに、ショールーム内の商品に商品用QRコードを設置し、来場者がそのQRコードを読み込むことで、商品説明を見たりそのまま商品を購入できるシステムの提案をしました。2班目は「すだれの可能性」をテーマに、美しい伝統工芸品の魅力を多くの人に伝えるため、図書館や美術館での内装として使用してもらうアイデアを提案しました。3班目は「無料で数万人へすだれの魅力を伝える!」をテーマに、動画投稿での成功事例を交えながらTikTokでの情報発信について提案しました。

(株)鹿田産業の鹿田社長
(株)鹿田産業の鹿田社長
ブランド推進室 平さん
ブランド推進室 平さん

提案を聞いたブランド推進室の平未来さんは「新しい視点、幅広い視点、学生らしい視点からご提案いただいてとても参考になった。私も学生時代に地域連携の授業を受けていたので懐かしく感じた」と感想を述べられました。鹿田和正社長は「大学のキャリア教育に参加させていただきありがたい。学生が主体の取り組みで、学生が学んでいること、学生の意欲や成長を見ることができ、また学生の視点や考えを知ることができて大変勉強になった」とお話いただきました。

ご協力いただきました皆さま、ありがとうございました。

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