地域貢献のTOPICS アートフェスティバルに附設生がコラボ出展

アートフェスティバルに附設生がコラボ出展

石橋文化センターでアートフェスティバルが開催されています。会期は10/29(土)~11/20(日)までの約3週間で、アート作品の展示やライトアップのほか、コンサート、マルシェ、スタンプラリーなど園内いっぱいにさまざまな楽しみが広がっています。

石橋文化センター「アートフェスティバル2022」

今回のアートフェスティバルのスペシャルプロジェクトとして、久留米大学附設高等学校・中学校が、「anno lab」さんとコラボレーションライトアップという展示に挑戦しました。

anno lab(あのラボ)は福岡を拠点に活動するクリエイティブ集団で、学術研究員、アニメーション作家、ゲーム開発者、広告代理店勤務、映像ディレクター等の経歴を持つクリエイターが集まり、面白さや楽しさなど知的好奇心を出発点にして、日常の中に新しい体験や価値を生み出していくためのクリエイティブを行っています。今回のプロジェクトは、石橋文化センターとanno labとの繋がり、anno labメンバーの須藤史貴さんが附設の卒業生であったことなど、さまざまな縁が重なって実現しました。

会場の様子

今回のコラボ作品「石橋の夜に現れるものたち」は、久留米大学附設高等学校・中学校有志30名が参加しました。制作は、まず園内を散策してフィールドワークを行い、その後anno labさんが進行支援しブレインストーミングを行いました。「聞こえた音を書き出してみよう」「自分が小人村の村長だったら、どんな村を作りたい?」などのお題に、生徒たちは自由闊達にアイデアを出していき、そのアイデアをもとにどういったクリエーションをするかanno labさんがいくつかの提案をしました。表現法が決まると、生徒たちはイメージするキャラクターを描き、それをanno labさんが形にし、作品はキャラクター制作者自身が文化センター内に配置しました。

ミーティングの様子
園内の内覧会に参加して、作品の説明を聞いてまわりました
園内の内覧会に参加して、作品の説明を聞いてまわりました

「ブレインストーミングを初めてやった。自分が出したアイデアがみんなによってどんどん拡がっていくのがすごかった」「思ってもみない意見がたくさん聞けて刺激的だった」「プロの大人とやると、クオリティの高いものができると実感した」「フィールドワークやブレストが最もおもしろかった」「中学・高校の交流があった。新しい友達ができた」「ブレストでは、それぞれ個々の芸術観やアイデアがあるとわかって衝撃を受けた」「人の新しい視点を聞いて、偏った視点を持っていたのは自分だと気がついた」「いろいろな作品があるのに不思議と調和していたり、共存できてるのがおもしろい」などたくさんの感想が聞かれ、多くの生徒が、この特別な制作体験を楽しんだ様子でした。

会場の様子
会場の様子

また子どもたちとアーティストによるアート創造プロジェクト「馬が見る夢」という作品では、アートサポーターとして久留米大学美術部学生が参加しています。坂本繁二郎旧アトリエ内に子どもたちと2名の染色アーティストによるコラボ作品が展示されています。作品制作のワークショップは本学美術部学生が参加し、出来上がった作品もとても素敵ですが、参加した子どもたちにとって学生たちと作ったという素晴らしい体験になりました。「ここでしかない組み合わせで、化学反応がたくさん起こって、予想できないものが生まれた」とアーティストのひとり中園唯さんは、制作を振り返りました。

会場の様子
会場の様子

附設生の内側から石橋の夜に現れたキャラクターたちや、幻想的な馬たちに会いに、石橋文化センターアートフェスティバルへぜひお運びください。開期中園内は20時までライトアップされています。