地域貢献のTOPICS コラム「久大軒」Vol.11 -心理学の話-

小欄で前回、「心理学には関心があった」と偉そうに書いてしまった。
だが、過去に学んだわけでも詳しいわけでもない。
「心理」を辞書で調べると、「心の動きやありさま」とある。
日常の何気ないあいさつや会話、表情に、微妙な心のひだを読み取る。
そう、人は生きているから、常に心理を伴っているのだ。
心理学といっても、多岐にわたることに気付いた。
久留米大学の心理学科で教える教員の専門だけでも、
健康心理学、認知心理学、教育心理学、発達心理学、知覚心理学、
臨床心理学、家族心理学、カウンセリング心理学などだ。
心理学誕生には、哲学的な流れと科学的な流れがあることも知った。
前者の影響が大きかったのか、心理学科は文系学部設置が多い。
理系的な素養も必要だし、最近は理系や医学系にもあるそうだ。
心理学にとって文系、理系という分類は、さほど意味をもたず、
むしろ、間口が広い総合的な学問のような気がする。
心理職として初の国家資格である「公認心理師」の法律が施行された。
来年度に入学する学生から、正式カリキュラムになるようだ。
世の中、何かと複雑化して「心」にまつわる事象が増えるばかり。
心理職に関わる方々の取り組みに期待したい。
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