地域貢献のTOPICS 市民公開講座「肝・胆・膵の“がん”をもっと知ろう!」を開催しました【10月5日】

文部科学省私立大学研究ブランディング事業「すこやかな『次代』と『人』を創る研究拠点大学へ~先端がん治療・研究による挑戦~」の一環として、2019年10月5日(土)に市民公開講座「肝・胆・膵の“がん”をもっと知ろう!」を福岡市天神のアクロス福岡で開催しました。
当日の概要
開催に先立ち、先端癌治療研究センター所長の山田亮教授から挨拶があり、本学が平成29年度の「私立大学研究ブランディング事業」に「すこやかな『次代』と『人』を創る研究拠点大学へ~先端がん治療・研究による挑戦~」事業で採択され、さまざまな取り組みを実施していることが紹介されました。

1部では致死率の高い膵臓がん・胆がんが難治性と呼ばれる理由や早期診断するための取り組みについて、臓器の位置を示す図や写真を用いて説明しました。2部では近年増加傾向にある脂肪肝由来の肝がんについて、脂肪肝を予防する食事や運動の方法、さらに血液検査の結果から肝臓の硬さを調べる方法等を紹介。講演の最後には、誰でも気軽に取り組める運動として開発された肝炎体操に、会場の皆さんも一緒に挑戦しました。3部ではメディアでも紹介され進行肝がんに対し高い奏効率を誇る「New FP」療法に加え、最新治療法の研究状況について講演しました。
1 胆・膵臓がんの早期発見を目指して
医学部内科学講座消化器内科部門 岡部 義信 准教授


2 食事と運動で予防する脂肪肝と肝がん
医学部内科学講座消化器内科部門 川口 巧 講師




3 肝がん治療の最前線
先端癌治療研究センター肝癌部門 古賀 浩徳 教授


講演のあとの質疑応答では、会場から多数の質問があり、それぞれの講演者が答えました。




最後に、先端癌治療研究センター肝癌部門長の古賀浩徳教授が挨拶し閉会しました。


今後も久留米大学では、がん治療、がん予防などをテーマにさまざまな市民公開講座を開催していきます。