地域貢献のTOPICS 高校生に「がんの出前授業」を実施

高校生に「がんの出前授業」を実施

久留米大学では、2018年度から高校生を対象とした「がん教育の出前授業」を実施しています。

日本は長寿国ですが、国民の2人に1人が生涯に何らかのがんにかかっています。健康に安心して暮らせる社会を創るには、がんについて正しい知識と理解が必要で、文部科学省も、がん対策基本法に基づき、小中高生に対するがん教育を義務付けています。

出前授業では、医学部の教授がそれぞれの専門分野を生かした講義で「がん」に対する知識を高校生に分かりやすく説明しています。今年度は、福岡県公立私立高校等に対し公募を行い、応募のあった4校(定時制含む)で出前授業を行います。

講義内容は、文部科学省の「外部講師を用いたがん教育ガイドライン」に沿ったもので、テーマは「がんとは」「がんの統計」「がんの診断」「標準的ながん治療法」「がんの先端医療」「がん医療に携わるスタッフ」「医療に携わるスタッフになるには」といった高校生の進路選択にも役立つものとなっています。

先端癌治療研究センター所長の山田亮教授の講義の様子
先端癌治療研究センター所長の山田亮教授の講義の様子

9月10日には、先端癌治療研究センター所長の山田亮教授が、福岡県立朝倉東高等学校で第1回目の講義を行いました。授業を受けた高校生からは「がんに興味を持つきっかけとなった」「生活習慣を見直したい」という声が聞かれました。


講義実施日