地域貢献のTOPICS 久留米大学病院で高校生がふれあい看護体験

夏休みの高校生を対象に、医療機関で看護業務を体験する「ふれあい看護体験」が7月30日に久留米大学病院で開催されました。
このイベントは、「将来看護職を目指したい」「看護職の仕事を知りたい」という高校生に「看護職」を知ってもらうことを目的に福岡県看護協会が主催するものです。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で今回は5年ぶりの開催となり、事前に申し込みをした久留米市内在住の高校生29人が参加しました。


白衣を着て看護部長から辞令を受け取った生徒たちは、大学病院で働く看護師の指導を受けながら、車いすやストレッチャーでの移動や介助、血圧測定の体験、そして病棟で働く看護師の仕事の様子を見学しました。総合周産期母子医療センターでは、聴診器を使って新生児の心音を聞く体験が行われ、参加者は「ドクドクと聞こえた」「大人よりも早い!」と驚きの声を上げていました。






午後は、病院屋上のドクターヘリのヘリポートや、臨床現場で必要とされる医療技術を実践的に学べるクリニカルスキル・トレーニングセンター、先日完成したばかりの看護学科・医療検査学科1号館などをグループに分かれて見学しました。その後、感染症を専門とする看護師が講師となり、院内感染防止の取り組み事例として「手洗い」の実習が行われました。






最後に実施された意見交換会では、午前中の実習グループごとに分かれ、1日の振り返りや、先輩看護師による質問回答セッションが行われました。
閉会式で吉井副看護部長は、「将来、みなさんが看護職以外の仕事を目指したとしても、さまざまな形で人の役に立ちたいという気持ちを大切にしてほしい。今日体験したことは一生に一度の貴重な機会であり、その経験を胸を張って誇りに思ってください」と挨拶し、参加者への感謝の言葉で締めくくりました。


暑い中、ご参加いただいたみなさんありがとうございます。