地域貢献のTOPICS 学生が高校生と一緒に選挙啓発授業
久留米市選挙管理委員会では、若い世代の投票率向上を目指し、選挙のイメージに親しみやすさを与え興味関心を持ってもらおうと、高校や大学と連携して選挙啓発動画の制作や模擬選挙などの選挙啓発活動を行っています。また、選挙のときには、選挙啓発サポーターに認定された大学生が街頭啓発活動や投票所の事務に従事しています。
その取り組みの一つとして、大学生や高校生が自ら講師となり同年代に向けて授業を行う『主権者教育授業』があり、9月12日の南筑高校3年生の授業では、本学の学生が南筑高校生と一緒に授業を行いました。
講師となる学生たちは、高校生と一緒に約4カ月前から準備を進め、スライドなどの資料の作り方、言葉の選び方やより伝わりやすい授業の構成などを高校生にアドバイスしてきました。自分たちで企画した啓発プログラムを通じて、高校生に選挙への興味関心を高めてもらい、選挙の重要性を伝え、将来の有権者としての意識を育んでもらうことを目指しました。
授業は、学生と高校生が4班に分かれ、それぞれが作成したスライドや動画を使って「投票に連れて行っていい動物は?」「投票用紙にはある秘密があります。それは次のうちどれ?」など参加型のクイズを盛り込んだり、個性あふれる公約を掲げた3候補者の内から1人に挙手で投票する模擬選挙を取り入れたり、グラフや図で若者の投票率の低さを示して「危機感を持って投票に行こう!」と呼び掛けたりと、ユーモアや工夫を凝らした内容となりました。
「動画が面白くて分かりやすかった」「公約を知ることが重要だとわかった」「選挙は意外と身近なものだった」など、高校生同士で活発に意見交換をする様子がみられ、学生たちは、その様子を見守り、各班の発表のたびに大きな拍手を送りました。
最後に、今回2回目の参加となった文学部国際文化学科3年の近藤佑さんと山口琉雅奈さんは、高校生に向けて次のようなメッセージを送りました。
近藤さんのコメント
南筑高校の生徒さんと一緒に準備を進めてきましたが、みなさん主体的に動いてくれて、やる気がある方が多いと感じました。今日の3年生のみなさんも、しっかりと反応してくれたり、コメントをくれたり、とても嬉しかったです。若者の投票率が低い状況ですが「自分たちで日本をよくするぞ!」という思いを持って選挙に臨んで欲しいと思います。私たちで日本を盛り上げていきましょう!
山口さんのコメント
これまで選挙について学ぶ機会がなかったので、みなさんと一緒に発表をしたり、模擬選挙を行ったりすることで、自分の学びになっているな、成長になっているなと感じています。みなさんも、今日学んだことを下の学年にも伝えてほしいと思います。私も今後は選挙に行こうと思うので、みなさんも一緒に選挙に行きましょう!