地域貢献のTOPICS 法学特殊講義「ダイハツ新店舗オープンに向けて」

法学特殊講義「ダイハツ新店舗オープンに向けて」

「法学特殊講義(地域連携と絣フェスタ25)」(担当:前田俊文教授)は、さまざまな企業や自治体、市民団体で活躍されているキーパーソンを特別講師としてお招きし、それぞれの取り組んでいる課題に対して学生たちが解決のためのアイデアを考える、問題発見・解決型の授業です。アクティブ・ラーニングの手法を取り入れることで、学生の主体性やコミュニケーション能力の育成をめざしています。

5月22日に福岡ダイハツ販売会社から内山様、石井様、長(ちょう)様、田中様の4名にご来校いただきました。地域連携を学ぶ地元大学の学生として新店舗の小郡店オープンに向けて、授業とグループワークを通してアイデアを出しあう授業が実施されました。その際に福岡ダイハツ販売会社様からは、地域(今回は小郡市)の特産品や名所、お店など「地域の発見」につながり、来場者が地域に愛着を感じるような案を学生目線でご提案していただきたいというお話がありました。

 
先にゼミでまとめた意見を発表

実際の授業では、田中様より同社の事業内容やダイハツが大切にしている「地域との共生」の取り組みについてご紹介いただきました。

その後のグループワークでは、3年前田ゼミで出た意見を参考にしながら、バスボール(入浴剤)作りの体験企画や、はちみつレモンサイダーの販売など、ユニークで地域性を生かしたアイデアなどさまざまな企画が提案されました。

担当者の皆様は、学生の一つひとつの意見に真剣に耳を傾け、気になった内容には積極的に質問を投げかけるなど、互いにとって有意義な時間となりました。

 
 

福浦実里さん(法学部1年生)
「先輩からバスボールのアイデアが出てきて、それを使うと中からミニチュアの車が出てくると面白いんじゃないかと、友達と一緒に発想を広げて案を出しました。グループワークでは、自分ひとりでは思いつかないような案も出てきて、とても面白い授業だと感じました。」

岩永ひなたさん(経済学部文化経済学科2年生)
「グループワークで他の人の意見を聞いて、食べ物など自分が考えつかなかった視点に気づけたことが刺激的でした。住んでいる地域や年代による違いを知ることで、自分の知識や考え方の幅が広がり、多角的な視野の大切さを実感できる良い経験となりました」

福岡ダイハツ総務部長兼監査室長の長さんからは
「やってみたいことがたくさん出てきて驚きました。風鈴の絵付けやペットボトルの活用、キッチンカーでのはちみつレモンソーダ販売、ドライブインシアターの提案など、自分たちでは思いつかない視点ばかりで、本当に楽しい時間でした。実現可能なものも多くあり、今後は社内の営業企画室とも連携しながら検討していきたいです。また、来年秋に予定されている久留米中央店の移転・オープンに合わせて、今回のアイデアを活用し、学生さんとの継続的な協働を目指していきたいと思います」と前向きな姿勢を示しました。