地域貢献のTOPICS 令和7年度 「福岡県地域住民・家族介護者向け認知症公開講座(オレンジ健康フェスタ)」を開催
福岡県認知症医療センター久留米大学病院では、認知症をテーマとしたイベント「オレンジ健康フェスタ」を毎年開催しています。
今年度は「仕事と介護の両立支援(ビジネスケアラー)」についてのテーマを上げ、10月13日に久留米シティプラザで開催、今後増えてくるビジネスケアラーへ対応を含めた普及啓発を目的とした講演・パネルディスカッションに加え、測定・体験コーナーなども併設し、認知症について楽しく学べるイベントとなりました。
また、アルツハイマー病治療薬である抗Aβ抗体薬(レケンビ®やケサンラ®)の対象となる軽度認知障害(MCI)についても紹介し、予防対策により健常に戻る「リバーター」と呼ばれる方もいることから、早期発見・早期対応の重要性を解説する講演も行いました。
さらに、「医療、看護、介護の仕事の魅力を学ぶ」小学生・中学生向けや医療や介護の仕事を考えている実際の高校生以上を対象とした「学ぼう」、さまざまな体験コーナー「体験しよう」を設置し、例年よりより魅力的なイベントととして開催、多くの方にご参加いただきました。
仕事と介護の両立支援(ビジネスケアラー)について
講演テーマ「仕事と介護の両立支援(ビジネスケアラー)」&パネルディスカッション
登壇者:
- ”仕事と介護の両立支援”アドバイザー みらい安心パートナーズ 村元 正明 氏
- 特定社会保険労務士 ワーク・ライフバランスコンサルタント 倉富 玲子 氏
座長:福岡県認知症医療センター 久留米大学病院(高次脳疾患研究所) 小路 純央 教授
「地域包括(行政)」「医療」「介護」、それぞれの立場の登壇者による講演の後、本学高次脳疾患研究所の小路 純央 教授がファシリテーターとなり、地域ケアの課題解決に向けたパネルディスカッションが行われました。
カラダ活性化フェスタ
久留米市介護福祉サービス事業者協議会主催による「カラダ活性化フェスタ」では、小学生・中学生及び医療介護への就職を考えているすべての方を対象とした「学ぼう」や、介護体験コーナーなどの「体験しよう」が、開催されました。