地域貢献のTOPICS 学生が企画・運営するリユースイベント「ランドセルランド くるめ2025」を開催
”もらう・遊ぶ・寄付”するイベント「ランドセルランド」
本学の学生が主体となって企画・運営する、ランドセルのリユース活動「ランドセルランド くるめ2025」が、11月16日(日)に久留米大学御井キャンパスの地域連携施設「つながるめ」1階で開催されました。
このイベントは、使わなくなったランドセルを回収し、それを必要としている子どもたちに届けるもので、思い出の詰まったランドセルが新たな持ち主のもとで再び活躍できるようにする、リサイクルを通じて地球環境にも配慮した取り組みです。
会場では、「もらう・遊ぶ・寄付」をテーマに、お譲りランドセルの無料持ち帰りと、子どもたちが楽しめる多彩なイベントブースが設けられ、多くの親子連れが訪れました。
学生が地元企業へ企画をプレゼン、つながる支援の輪
会場には、綺麗に磨き上げられたさまざまな色やデザインのランドセルが展示され、子どもたちはご家族と目を輝かせながら、これから小学校生活を共にするランドセルを選んでいました。選び終わった子供たちは、さまざまなゲームやワークショップなどにも挑戦し、会場には子供たちの笑顔があふれました。学生たちも、企画した各コーナーで子どもたちと積極的に交流し、イベントを活気あるものにしました。
この日は、約500名の方々に来場いただき、新1年生のいるご家庭や2つ目を探しているご家庭の計147人の子どもたちにランドセルが受け渡され、新たに201個の大切に使われたランドセルを寄付していただきました。
本プロジェクトは、基盤教育研究センターの酒井佳世准教授が指導する「久留米大学キャリアゼミ」の学生が、企画立案、広報活動、助成金申請、そしてイベントの要となる協賛企業への支援依頼までを主体的に行っています。
協賛依頼においては、学生たちが自ら企業を訪れ、イベントの趣旨や企画内容についてプレゼンテーションを行うなど、準備期間の約半年間をかけて、地域や関係機関との連携を深めました。筑邦銀行をはじめとする多くの企業や団体がこの取り組みに賛同し、会場でのブース出展や物品提供といった形でイベントをご支援いただき、企業と大学が連携したにぎやかなイベントとして実現しました。
この取り組みにリーダーとして携わった蒲原崇慎さん(文学部国際文化学科3年)は「企業の方への伝え方が難しかったですが、とてもよい経験となりました。多くの企業のご支援で、とてもよいイベントになったことに感謝しています。長い道のりでしたが、ランドセルを受け取った子供たちの喜ぶ姿を見ることができ報われた気持ちです。とても意義のある取り組みだと思っていますので、来年は後輩をサポートすることで活動を継承していきたいです」と話してくれました。
会場の子供たちからは「いっぱいランドセルがあって楽しかった」「ランドセルやお菓子がもらえて嬉しかった」といった声が聞かれ、保護者の方からは「ランドセルも高価なので、とてもありがたい取り組み」「今後もぜひ続けていってほしい」といった声が聞かれました。
本活動は、モノを大切にする心や環境保護の意識を高めるととともに、学生が地域のためにできることを考え、地域社会への貢献を実践する貴重な学びの場となっています。今後も他大学や企業と連携しながら、活動の輪を広げていきます。
第2回目の開催について:2026年1月17日(土)
今年度の「ランドセルランド」は、回数を増やして久留米市で2回開催、1月17日(日)には、ゆめタウン久留米で開催する予定です。(譲渡のみ)
次回開催予定:
- 「ランドセルランドくるめ2025」第2回
- 日時:2026年1月17日(土)11:00~16:00
- 場所:ゆめタウン久留米 ウエストコート催事場 1階
- 実施内容:おゆずりのみ実施(ランドセルの寄付受付はありません)