地域貢献のTOPICS 「ヒトの頭蓋骨と脳を作ろう」サイエンスモール in くるめ2025

「ヒトの頭蓋骨と脳を作ろう」サイエンスモール in くるめ2025

12月13日、福岡県立青少年科学館で「サイエンスモール in くるめ2025」が開催されました。

これは本学が加盟している高等教育コンソーシアム久留米*が、小中学生を対象に、実験や工作などの体験を通じて、子どもたちに科学の楽しさを知ってもらおうというイベントです。2016年に初開催されて以来、地域の方に愛されるイベントとなっています。

企画はコンソーシアムに加盟する久留米市内の4高等教育機関(久留米大学、久留米工業大学、聖マリア学院大学、久留米工業高等専門学校)に在籍する学生が連携して実施。各教育機関は、会場内にそれぞれの得意分野を生かしたブースを設置し、参加する子どもたちに学びの魅力を伝えました。

*高等教育コンソーシアム久留米は、久留米地域の4つの高等教育機関が連携し、久留米地域の総合大学としての機能を果たす“総合的な知の拠点”づくりを進め、それぞれの教育・学術研究の水準を高めながら共有する「知」を地域社会に還元し、地域を担う人材育成を図るとともに地域の活性化に貢献することを目的として活動しています。

オリジナルのミニ頭蓋骨ペーパークラフトを組み立て
オリジナルのミニ頭蓋骨ペーパークラフトを組み立て
 
 
頭蓋骨の部位別に好きな色を付けていく
頭蓋骨の部位別に好きな色を付けていく
 

本学からは医学部看護学科嵯峨 堅教授と看護学科の学生8名が参加。「ヒトの頭蓋骨と脳をペーパークラフトで作ろう」と題し、頭蓋骨の実物大模型を観察しながら、ミニ頭蓋骨ペーパークラフトを組み立てて、色を付けるワークショップを開催しました。

この「ミニ頭蓋骨ペーパークラフト」は嵯峨教授が、福岡県久留米市を拠点に抜型の製造やパッケージデザイン及び什器や看板などのカッティングサービスを行っている㈱モリサキさんの協力を得て制作した教育教材です。

模型の脳と頭蓋骨と新しく作られたペーパークラフトの脳と頭蓋骨
模型の脳と頭蓋骨と新しく作られたペーパークラフトの脳と頭蓋骨
脳の部位と役割について説明
脳の部位と役割について説明
脳の組み立てに挑戦
脳の組み立てに挑戦
頭蓋骨と脳の模型で形や重さを体験
頭蓋骨と脳の模型で形や重さを体験

今回はさらに脳のペーパークラフト(協力:㈱モリサキ)が新しく追加されました。自分で右脳、左脳、間脳、小脳、脳幹を部位ごとに作り、組み合わせて1つの脳に組み上げることができます。完成した脳は頭蓋骨のペーパークラフトの中におさめることができるようになっており、より体の仕組みを実感できるような工夫がなされています。

参加した学生

参加した子どもたちからは「(頭蓋骨に)色を塗るのが楽しかった」「頭蓋骨を作るのがすごく難しかったけど、脳の組み立ては簡単だった」「お兄さん、お姉さんの説明が分かりやすかった」などの感想が聞かれました。

参加した学生は「部位の名称について学生同士で確認しあうなど勉強の復習にもなったり、勉強の息抜きにもなって参加してよかったです」などの感想が聞かれました。