地域貢献のTOPICS 学生が企画・運営するリユースイベント「ランドセルランド くるめ2026」を開催
初めて商業施設で開催
久留米大学の学生が主体となって企画・運営するランドセルのリユースイベント「ランドセルランド くるめ2026」が、1月17日(土)、ゆめタウン久留米(1階ウエストコート催事場)にて開催されました。
このイベントは、使わなくなったランドセルを回収し、それを必要としている子どもたちに届けるもので、思い出の詰まったランドセルが新たな持ち主のもとで再び活躍できるようにする、リサイクルを通じて地球環境にも配慮した取り組みです。
今年度は、学内にとどまらず地域の中で実践的な学びを深めることを目的に、開催回数を拡充。昨年11月に御井キャンパスで実施した第1回に続き、より多くの地域住民が訪れる商業施設・ゆめタウン久留米で第2回目を開催しました。学生たちは、来場者層や会場特性を踏まえ、今回は譲渡に特化した運営として協力企業と検討を重ねました。
会場には、お譲りランドセルの無料持ち帰りに加え、子どもたちが楽しめる多彩なイベントブースが設けられ、多くの親子連れが訪れました。
学生の企画提案から広がる 地元企業と築く持続可能な支援の輪
会場には、丁寧に手入れされた多彩な色やデザインのランドセルが並び、子どもたちは家族と相談しながら、新たな学校生活をともに歩む一つをじっくりと選んでいました。ランドセルを受け取った後には、会場内で用意されたゲームやワークショップにも参加し、終始和やかな雰囲気に包まれた温かいイベントとなりました。学生たちは各コーナーで子どもたちに寄り添いながら声をかけ、交流を深めることで、会場全体ににぎわいと一体感を生み出していました。
この日は、500名以上の方々に来場いただき、入学前の準備や買い替えを検討しているご家庭など、計142人の子どもたちにランドセルが受け渡されました。
本プロジェクトは、基盤教育研究センターの酒井佳世准教授が指導する「久留米大学キャリアゼミ」学生が中心となり、企画立案から広報活動、助成金申請、さらにイベントの実現に欠かせない協賛企業への支援依頼までを主体的に担っています。
協賛依頼にあたっては、学生自らが企業を訪問し、イベントの趣旨や企画内容についてプレゼンテーションを実施しました。準備期間約半年にわたり、地域や関係機関との対話を重ねることで連携を深めてきました。筑邦銀行をはじめとする多くの企業・団体が本取り組みに賛同し、会場でのブース出展や物品提供などの形でご協力いただいたことで、大学と企業が連携した特色あるイベントとして実現しました。
この取り組みに参加した齊木 綾音さん(文学部国際文化学科3年)は「協賛企業の方々などの多くのご支援があり、無事にイベントを開催できました。学外での開催ということもあり、搬入や設営などとても大変でしたが、会場でランドセルを背負った子どもたちの笑顔が見れて報われた気持ちになりました。皆さんに喜んでいただけるさらによいイベントにしていきたいです」と話してくれました。
会場の子供たちからは「ランドセルがもらえて嬉しかった」「いろんなゲームがあって面白かった」といった声が聞かれ、保護者の方からは「きれいなランドセルを譲ってもらえてありがたい」「気に入ったランドセルが見つかって子供も喜んでいる」といった声が聞かれました。
本活動は、ランドセルのリユースを通じて、モノを大切にする心や環境への配慮を育むとともに、学生が地域の課題に主体的に向き合い、社会に働きかける経験を積む実践的な学びの場となっています。今後も、他大学や企業、地域の関係者と連携しながら、持続可能な社会の実現に向けて活動の輪をさらに広げていく予定です。