学生生活・就職のTOPICS 令和6年度インターハイ開会式に附設演劇部出場(演出は岡崎先生が担当)

令和6年度インターハイ開会式に附設演劇部出場(演出は岡崎先生が担当)

2024年7月27日、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の総合開会式が、福岡県立久留米スポーツセンター体育館(久留米アリーナ)で行われました。北部九州でのインターハイは11年ぶりとなり、福岡県での開催は実に50年ぶりとなりました。さらに、その特別な機会の舞台が久留米市となり、久留米大学附設高校の演劇部顧問である岡崎賢一郎先生が、総合開会式の演出を担当しました。


開会式(出場校入場)
開会式(出場校入場)
開会式
開会式
開会式
開会式
開会式
開会式

岡崎先生は、演劇部の生徒たちとともに「そーたい!! これが私たち。」というタイトルのもと、福岡や久留米の地域色を取り入れた演目を創り上げました。タイトルの「そーたい」は、福岡の方言である「そーたい(そうだよね)」と「総体(インターハイ)」をかけています。

岡崎先生は、演劇部が全国的に減少傾向にあるなかで、他校の演劇部と協力しながら、「コロナ禍の中でどんなふうに自分たちを見つけていくのか、私たちが好きなことってなんだろう」といったことを話し合いながら、演劇を通じて応援の力を伝えることを目指しました。

演目には久留米大学附設高校の生徒6名に加え、明善高校とクラーク記念国際高校の生徒約30名が演劇パートで参加し、そのほかダンス、太鼓、マーチングパートと融合して、総勢300名で総合開会式を盛り上げました。

岡崎先生と演劇部の金 多贇さん(高3)
岡崎先生と演劇部の金 多贇さん(高3)

インタビューに応じた附設高校3年生の金 多贇さんは、忙しい受験勉強の合間を縫って参加し、多くの友人を得ることができたと語っています。彼女は「このような大きなイベントに参加できたことは、非常に貴重な経験でした」と述べ、他校や他の部活動の生徒たちとの交流を通じて、多くの刺激を受けたことを強調しました。

岡崎先生は、「普段の演劇は一方向に向けてやりますが、360度から見られるアリーナは今までにない挑戦で面白い経験でした。台本に書いた状況をプロの技術チームがどう具現化するのか、それは自分の想像以上のものがありました。また、なかなか文化部と運動部は接点が薄いのですが、運動部の人たちにも見てもらえ、生徒だけでなく私自身も普段交わらない人と交流できたのは大きな収穫でした」と語っています。


インターハイの晴れ舞台に立てるのはほんの一握りの選手たちです。しかし、応援することも実はその舞台に立つことと同じ価値があります。応援して自分事となることで、同じ場に立てるんだという。する人、される人、 お互いにとってプラスとなり、相乗効果を生み出すことができる応援は、とても価値があることだというメッセージが込められたプログラムは、開会式に参加した観客の心に残るものとなりました。