学生生活・就職のTOPICS インターンシップ・仕事体験の事後研修会を開催
就職・キャリア支援課では、学生が社会での経験を積み、実際の仕事を体験する機会を広く発信することを目的に、企業や官公庁と独自に連携・調整を行い、本学主催のインターンシップ・仕事体験として研修プログラムを提供しています。
今年度は、受入企業・自治体46団体に対し、約100名の学生が夏季休業期間を利用して就業体験に参加しました。
今回9月20日、インターンシップ・仕事体験の「事後研修会」を学内で開催しました。研修会には学生の他、企業や自治体から45名の担当者にもご来校いただき、インターンシップや仕事体験での研修成果を様々な視点から振り返り、参加者で共有して相互に学ぶことで、研修期間中に気づけなかった学びや今後の成長のヒントを知る機会を得ました。また、社会人(人事・教育担当者)の目線から貴重なフィードバックやアドバイスを受けることができました。
基盤教育研究センターの酒井佳世准教授は、「インターンシップは、受け入れ先企業様、自治体様はじめ、就職・キャリア支援課の職員、担当教員など多くの人たちの支えがあって成り立っている。インターンシップは参加することが目的ではなく、この経験を次の行動へ移すことが大切であり、当初立てた目標に対して何を得られたのかを考える場になるように願っている。また、今日の事後研修会で他の研修者の体験も聞きながら、自分を見つめ直し、将来のキャリアを考え計画を立てることに繋げていただきたい。」と事後研修会の意義を説明しました。
そして、代表学生による研修成果のプレゼンテーションが行われた後、グループに分かれて研修成果発表、共有および参加企業・自治体様からのフィードバックが行われました。
参加した学生からは「就職希望先ははっきりと決めていたが、他の人の体験を聞いたり、企業の方と話をすることで、視野が広がりました。まだ時間はあるので、他の選択肢もいろいろ検討してみようと思っています」「インターンシップに参加して、働く自分の姿を想像できました。今後の学業に対するモチベーションが上がりました」などの感想が聞かれました。
参加された企業・自治体様からは「研修成果のプレゼンを聞いて、こんなに多くのことを受け取ってもらえていたとわかり感激しました」「このようにインターンシップの報告を他の企業、自治体の皆さまと共有していただく機会は初めてだったので、私たちにとっても学びになりました」などの感想が聞かれました。
事後研修会の最後には、久留米市役所総務部人材育成室の宮﨑様から「インターンシップに参加された皆さんは、自分の考えを持って取り組まれていました。若い人の視点はとても大切です。企業や自治体など、研修先はさまざまでしたが、どの仕事も誰かの役に立っています。自分のやりたいことと合っているかを確かめる就業体験が、皆さんの就職活動の糧となり、今後のキャリア選択に役立つことを願っています」と学生たちへ激励の言葉を述べられました。
就職・キャリア支援課では、今後も学生が学修に専念できる環境の提供を第一としながら、文部科学省・厚生労働省・経済産業省の合意による「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」に基づき各種支援を展開してまいります。