学生生活・就職のTOPICS 商学部卒業生、矢野則行さんが瑞宝単光章を受章

久留米大学商学部商学科を1978年(昭和53年)に卒業した矢野則行さんが、令和6年秋の叙勲で瑞宝単光章を受章されました。この栄誉は、矢野さんが元日田市消防団副団長として40年にわたり地域社会に尽力された功績が評価されたものです。


矢野さんは大学在学中、近代経済学研究会に所属し、バドミントン部でも活躍。総務委員長として学園祭「あのく祭」の運営にも関わり、学生生活を精力的に過ごされました。卒業後は大阪で就職し、2年間勤めたのちに故郷の日田市へ戻り、家業の製材業を継がれました。
日田市大山町の消防団に入団した矢野さんは、地域を守る消防団の活動を通じて、多くの困難に立ち向かいました。「はじめての火災現場への運転は緊張し、今でも心に残っています」と振り返ります。地域から頼られる消防団員として、日々努力を重ねてきた矢野さん。その姿勢は地域住民に安心感を与え、多くの人々に信頼される存在となりました。
瑞宝単光章の受章について
瑞宝単光章を受章したことについて矢野さんは、「身の引き締まる思いです。これからも家族や地域社会に恩返しをしていきたい」と語り、長年支えてくれた奥様への深い感謝の気持ちも述べられました。
また、矢野さんは現在も同窓会活動を通じて久留米大学とのつながりを大切にしています。「大学が学部を増やし、成長していく姿を見られるのは本当にうれしいです。仲間との絆も続いており、これからも関わりを持ち続けたい」と笑顔で話されました。
矢野則行さんのこれまでの歩みと受章を心よりお祝い申し上げますとともに、地域や大学への温かな思いに敬意を表します。