学生生活・就職のTOPICS 医学部学生がAPPW2025で献体協会賞を受賞 – RMCPでの海外留学経験が実を結ぶ

医学部学生がAPPW2025で献体協会賞を受賞 – RMCPでの海外留学経験が実を結ぶ

医学部医学科4年生の足立聡一郎さん(写真右から2番目)が、2025年3月に幕張メッセで開催された第130回日本解剖学会・第102回日本生理学会・第98回日本薬理学会合同大会(APPW2025)において、「トラベルアワード(献体協会賞)」を受賞しました。この賞は、献体解剖を用いた優れた研究に贈られるもので、将来の医学教育・研究を担う若手研究者を支援する目的で設けられています。

足立さんは2024年度 RMCP(Research Mind Cultivation Program)にて本学医学部解剖学講座(肉眼・臨床解剖部門)の海外留学プログラムに選ばれ、アメリカのTulane大学への短期留学を経験しました。現地での研究活動を通じて専門的な視点と知識を深め、帰国後はその経験をもとに、肉眼解剖と臨床解剖の観点から独自の知見を得る研究に取り組みました。これらの成果を学会で発表し、今回の受賞につながりました。

APPW2025に参加した医学科学生と解剖学講座の教員
APPW2025に参加した医学科学生と解剖学講座の教員
Tulane大学初日(左から医学科4年寺田隼人さん、Tulane大学岩永譲教授、Tulane大学Shane Tubbs教授、医学科4年足立聡一郎さん)
Tulane大学初日(左から医学科4年寺田隼人さん、Tulane大学岩永譲教授、Tulane大学Shane Tubbs教授、医学科4年足立聡一郎さん)

RMCPでは、医学研究に挑戦する学生を対象に、国内外での研究活動の機会を提供しています。足立さんの成果は、プログラムの理念である「医学生の研究者マインド育成」の好例となりました。今後も継続的に支援を行い、学生の挑戦と成長を後押ししていきます。