学生生活・就職のTOPICS 企業のホンネが聞ける「ホンネカフェ」を開催

企業のホンネが聞ける「ホンネカフェ」を開催

10月23日(木)、文学部情報社会学科就職・キャリア支援課の教職協働企画による「ホンネカフェ」が開催され、延べ64名の学生が参加しました。(全学部1~4年生対象)

本イベントは、熊本県で若者と企業が協力して地域に新たな価値と仕事を創出する取り組みを行っている一般社団法人フミダスが運営事務局を務め、熊本市および近隣市町村の8社の企業が参加しました。学生と企業の担当者が、会社説明会や面接などでは聞くことができない“ホンネ”で語り合う場として企画されました。

第1部「ミニホンネカフェ」:リラックスした雰囲気で交流

昼休みの時間を活用した、第1部「ミニホンネカフェ」は、御井本館2階のラーニングコモンズAで開催。オープンスペースにおにぎりやご当地お菓子、飲み物が用意され、飛び入り参加も可能とするなど、自由で和やかな雰囲気の中、多くの学生が気軽に参加しました。学生たちは笑顔で企業の方々と話を弾ませていました。

先輩方がスタッフとして参加
先輩方がスタッフとして参加
ラーニングコモンズAの明るいスペースで 
ラーニングコモンズAの明るいスペースで 
昼休み時間に「ミニホンネカフェ」
昼休み時間に「ミニホンネカフェ」
参加者には軽食が用意されました
参加者には軽食が用意されました
企業の担当者とリラックスした雰囲気で
企業の担当者とリラックスした雰囲気で
就職活動を控えている学生も
就職活動を控えている学生も

第2部「ホンネカフェ」:企業との対話を通して学ぶ

第2部は、文学部情報社会学科の必修科目「キャリアデザインⅡ」(担当:江藤智佐子教授)とのコラボレーション開催。企業の方々と直接対話しながら、就職活動やキャリアに関するリアルな情報や社会人の本音に触れることができる貴重な機会となりました。履修学生に加え他学部の学生も参加し、熱心に話を聞く姿が見られました。一般的な企業説明会とは異なり、学生たちはリラックスした雰囲気の中で率直な意見交換ができたようです。


第2部は、会場を教室に移して
第2部は、会場を教室に移して
リラックスした中でも真剣に聞く学生
リラックスした中でも真剣に聞く学生
 
 

学生から多くの反響

参加した学生からは、さまざまな感想が寄せられました。「今回初めて知った企業の話を聞き、企業名だけでなく、どのような業種でどんな業務や職種があるのかは、実際に説明を聞かないと分からないことが多いと感じた」と話す学生もいれば、「昨年も参加したが、当時は就職活動の知識がなく理解できない部分も多かった。今年は就職活動も始まり、企業の特徴や違いを見極められるようになってきたと感じた」と成長を実感する声も聞かれました。

また、「これまでオンラインで企業説明を聞くことはあったが、今回はこれまであまり意識してこなかった業種についても、担当者の方から直接お話を聞く機会をいただき、さまざまな業界・業種の理解を深めることの大切さに気づかされた」という声もあり、対面での交流の重要性も伺えました。

さらに、「企業の方のお話がとても分かりやすく、実際の職場の雰囲気が分かるようでした。会社説明会では聞けないような話をたくさん聞くことができ、実際に働きたいと思った企業もありました」と語る学生もおり、今回の「ホンネカフェ」を通して働くことや職場の雰囲気・環境を考えるきっかけにもなったようです。

 

一般社団法人フミダスの濱本伸司代表理事は、「昨年に引き続き企画させていただきました。久留米大学から熊本県内の企業へ就職する学生も多いと伺っていますが、在学中に熊本の企業と出会う機会は少ないと思います。就職活動が始まっているこの時期に、今後もこうした機会づくりをご一緒できれば嬉しいです」と語りました。

本イベントを江藤教授と共に企画した就職・キャリア支援課の水落統也さんは、「『安心して本音を語り合い、自己理解・相互理解を深める場』というコンセプトのもと、教職協働に加えて“学民連携”を意識したキャリア共創イベントとして実施しました。学生が建前ではなく自分の思いや価値観を言語化し、他者との交流を通じて新たな視点に触れるきっかけになればと思います」と振り返りました。

学生と企業が互いに理解を深め、本音で語り合う「ホンネカフェ」。今後もこうしたキャリア共創の取り組みが、学生一人ひとりの“自分らしい未来”を考えるきっかけとなることが期待されます。


【出展企業】(順不同)

オートアライアンスホールディングス株式会社
大森合資会社(大学堂薬局)
株式会社コスギ不動産ホールディングス
株式会社篠﨑造船鉄工所
株式会社えがおホールディングス
一宮運輸株式会社 熊本支店
株式会社ゆめマート熊本
株式会社杉養蜂園