学生生活・就職のTOPICS 「就職合宿」から「就勝フェス」へ ―学生主体のキャリア形成を支援する新たな試み―
「就職合宿」から「就勝フェス」への進化
本学就職・キャリア支援課では、1999年から続く伝統行事「就職合宿」を、学生の主体的なキャリア形成をさらに後押しする新たな形として「就勝フェス」へと発展させ、11月8日(土)・9日(日)の2日間、御井本館にて初開催しました。
近年の就職市場は、少子高齢化や企業の採用方針の多様化により、学生に求められる準備内容がますます幅広くなっています。こうした中で、「何から始めればよいかわからない」と不安を抱える学生が、自信を持ってキャリアを切り拓くための土台づくりを目的として本イベントを企画しました。
対象は3年生を中心としながらも全学年に開かれており、学生一人ひとりが自己分析・企業研究・選考対策・交流を効果的に進められるよう、関心や目的に応じて自由にプログラムを選択できる構成としました。
【4つの重点支援テーマでキャリア支援を体系化】
「就勝フェス」は、“就職活動本番に向け、早期から不安解消できる〔ワンストップ対策会〕”として、以下の4つのテーマを軸に設計されました。
1. 自己理解の深化: 強みや適性を把握し、将来像を描くためのワークショップ
2. 企業理解の促進: 業界・企業研究を通じて選択肢を広げるセッション
3. 選考対策の強化: エントリーシートの作成や模擬面接などの実践的な準備
4. 交流機会の提供: 先輩や企業担当者、本学OB・OGとの交流を通じたリアルな情報交換
※学生の多様なニーズに対応するため、これら4分野にわたり合計18のコンテンツが展開されました。
【延べ1,800名が受講、主体的な学びの場に】
プログラム全体では延べ約1,800名が受講し、実人数で520名の学生が参加しました。
当日は3年生を中心に、1・2年生の姿も多く見られ、早い段階からキャリア形成への意識を高める貴重な機会となりました。
【参加学生のコメント(生の声)】
参加した学生からは、就職活動に対する意識が大きく変化したとの感想が多数ありました。
- 2年生: 「友達に誘われて参加しました。就活はまだ先のことだと考えていたけれど、今日参加してみて今から始められることも多いと思いました。SPIをはじめて受けられたのがよかったです」
- 2年生: 「医療検査学科では、このような就活に関する企画はないのでとても参考になりました。就活の仕方もわからないし、情報もあまりなかったので、今回参加してとてもよかったです」
- 3年生: 「模擬面接は緊張したが、企業の人事の方から直接、具体的で実践的なアドバイスがもらえてとても参考になりました。本番に向けてしっかりと準備していきたいです」
- 3年生: 「就活マナーは知らないことが多く、参加してよかったです。ちょっとした所作にも個人の考え方や気遣いが出る、それも見られているのだと教えていただきこれから気を付けていきたいと思いました」
【伝統を受け継ぎ、未来へ ―本学キャリア支援の新たなステージ―】
1999年から続いた「久留米大学 就職合宿」は、時代の変化や学生のニーズに合わせて進化し、本年度「就勝フェス」として新たなスタートを切りました。
今後も、学生一人ひとりの成長を支え、社会との接点を広げる機会をさらに充実させていきます。
本学にとっても、次代へつながる意義深い一歩となる有意義な催しとなりました。今後も就職・キャリア支援課では、学生が安心して自分らしいキャリアを築けるよう、支援体制のさらなる強化と新たな取り組みの展開に努めてまいります。