学生生活・就職のTOPICS 「大きくなるってどんなこと?」をテーマに学生が健康教育を実施
2025年12月22日、筑後特別支援学校中学部1~3年生を対象に、医学部看護学科の学生が、「大きくなるってどんなこと?―体の変化と大切なところ―」をテーマとした健康教育を実施しました。
本取り組みは、看護学科学生サークル「レピーフ(Let’s begin peer education concerning sexuality from now on!)」によるピア・エデュケーション活動の一環として行われたものです。思春期を迎える生徒たちとともに、身体の成長や変化について正しく知り、自分自身と相手の体を大切にすることについて学ぶことを目的としています。
筑後特別支援学校では、思春期を迎える生徒たちが身体の変化や人との関わりについて、不安や戸惑いを感じる場面も少なくありません。また、言葉だけでの説明が難しい場合もあることから、視覚的に分かりやすく、安心して学べる健康教育を目指しました。
授業の前半では、「からだの変化」をテーマに、思春期に起こる身体の変化について、クイズや影絵を用いながら分かりやすく説明しました。成長のスピードや体つきの変化には個人差があることを伝え、「早い人も、ゆっくりの人も、どちらも大切」というメッセージを送りました。
後半では、劇を通して「からだの大切なところ(プライベートゾーン)」について学びました。肌着や下着で隠れるところや口は特に大切な部分であり、他人に見せたり触らせたりしてはいけないこと、また他人の体も同じように大切にしなければならないことを、具体的な場面を通して伝えました。あわせて、「嫌だ」と感じたときには、その気持ちを大切にしてはっきりと伝えてよいことや、困ったときには家族や先生など身近な大人に相談することの大切さについても確認しました。
今回の授業にあたり学生たちは、資料をすべてひらがなで作成し、イラストを多く用いるなどの工夫をしました。また、一方的に説明するのではなく、影絵や劇、ゲームを取り入れることで、生徒たちが目で見て理解しやすく、楽しんで参加できる授業づくりを心がけました。
看護学科1年生で、今回リーダーを務めた藤本百合さんと、サブリーダーを務めた久坂美空さんと前原由莉亜さんは、「経験が浅い中でのまとめ役だったので、不安が大きかったが、先輩たちが支えてくれたおかげで、他のメンバーも主体的に動いてくれた。生徒さんたちが、目を見て反応しながらしっかりと話を聞いてくれたので嬉しかった。アイスブレイクのゲームもどうしたら楽しんでもらえるか悩んだが、先輩たちが積極的に話しかける様子を見て、とても参考になった。先輩たちから多くのことを学ぶ機会となった」と振り返りました。
今後も本学では、学生主体の健康教育活動を通じて、地域や教育現場と連携しながら、子どもたちの健やかな成長を支えていきます。