久留米大学 大学院比較文化研究科
文系の総合的大学院
比較文化研究科は、学際的かつ総合的な研究を基本理念として、文学部・人間健康学部・法学部・経済学部・商学部・比較文化研究所・外国語教育研究所を基礎とした文系の総合的大学院です。
本研究科には、前期博士課程と後期博士課程が置かれ、前期博士課程の修了者は修士の学位が与えられる他、中学・高校教員の専修免許状や、各種の資格を取得するのに有利な条件を提供しています。後期博士課程は、博士の学位を取得し、専門の研究者として自立できる人材の養成を目的としています。
研究科概要
大学院比較文化研究科の沿革
久留米大学は、かつて医学部と商学部から成る単科的大学でしたが、昭和62年(1987)から総合大学への動きが始まり、それと並行して文系大学院の設置が準備されました。大学院比較文化研究科の修士課程(前期博士課程)が開設されたのは、平成元年(1989)、続いて博士課程(後期博士課程)が2年後の平成3年(1991)にスタート、その後、学部、学科があいついで増設され、文学部、人間健康学部、法学部、経済学部、商学部、医学部をベースにする学際的な総合大学院に急成長しました。
久留米大学大学院比較文化研究科の概要
久留米大学大学院比較文化研究科は、日本、アジア、欧米の文化およびそれらの相互の接触によって生じる世界文化と人間行動について、その構造と機能を比較分析し、文化接触の実態を総合的かつ分析的に研究することを目的とした学際的大学院であって、文学部・人間健康学部・法学部・経済学部・商学部・医学部・外国語教育研究所および比較文化研究所の諸部門を基礎とし、日本・東洋文化、欧米文化・言語教育学、福祉・社会学、法学、政治学、経済学、商学(後期博士課程のみ)、環境学の諸学系を包括するものです。
特に、文化接触についての実態や人間関係に関する研究は本研究科の中核をなすものであり、日本のみならず世界における比較文化研究の主導的役割を果たすことを目指しています。
本研究科には、前期博士課程と後期博士課程が設置されています。前期博士課程では、広い視野に立って精深な学識を修め、専門分野における研究能力を身につけることを目指すと共に、高度の専門性を要する職業等に必要な高度の能力を持つ人材の養成を目指しています。前期博士課程修了者には、修士[文学、社会学、保健福祉学、法学、政治学、経済学、学術]の学位が授与されるほか、中学・高校教員の専修免許状(国語、社会、地理歴史、公民、英語)や各種の資格を取得するのに有利な条件を提供しています。後期博士課程では、博士の学位を取得して、将来、研究分野について研究者として自立して研究活動ができるような高度の研究能力とその基礎となる豊かな学識を得ることのできる人材の養成を目指しています。
3つのポリシー
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アドミッションポリシー
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前期博士課程
本研究科は、学術的かつ総合的な研究を基本理念として、文学部、人間健康学部、法学部、経済学部、商学部、比較文化研究所、外国語教育研究所を基礎とした文系の総合的大学院である。本研究科は、それぞれの分野において真理と正義を探求し、地域社会に貢献できる高等専門教育研究機関および生涯教育機関(キャリア・アップ教育機関)として地域文化に着目し、実際の社会問題に対して様々な側面から問題発見・問題解決の能力を持つ人材の育成を目標とする。総合文化コースでは、後期博士課程に進むことを前提に、各分野の研究者を志向する人材を、専修文化コースでは、修了後、税務、医療、福祉、教育(中学校、高等学校)など実社会で専門知識を活かせる人材を育成する。春・秋の入試によって、大学院で学修できる基礎学力を備えており、修士論文を完成させる意志を持つ学生の入学を受け入れる。また、高度の専門的能力を身に着けるために積極的に研究に取り組む意志があり、本学の教育理念に共感する人材を幅広く求める。
後期博士課程
本研究科は、学術的かつ総合的な研究を基本理念として、文学部、人間健康学部、法学部、経済学部、商学部、比較文化研究所、外国語教育研究所を基礎とした文系の総合的大学院である。本研究科は、それぞれの分野において真理と正義を探求し、地域社会に貢献できる高等専門教育研究機関および生涯教育機関(キャリア・アップ教育機関)として地域文化に着目し、実際の社会問題に対して様々な側面から問題発見・問題解決の能力を持つ人材の育成を目標とする。後期博士課程では、各分野の研究者を志向する人材を育成する。入試によって、大学院後期博士課程において学修できる基礎学力を備えており、博士論文を完成させる意志と能力を持つ学生の入学を受け入れる。また、高度の専門的能力を身に着けるために積極的に研究に取り組む意志があり、本学の教育理念に共感する人材を幅広く求める。
求める学生像
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前期博士課程
- 高度な学術的専門知識を身につけ、教育・研究に携わりたい人
- 地域産業社会に貢献できる人
- 地域社会の多様な方面でリーダーとして活躍したい人
- グローバルな発想を持ち、国際連携・国際貢献に関心を持つ人
- 中学校教諭専修免許(国語・社会・英語)・高等学校教諭専修免許(国語・地理歴史・公民・英語)の取得を目指す人
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後期博士課程
- 高度な学術的専門知識を身につけ、教育・研究に携わりたい人
- 地域産業社会に貢献できる人
- 地域社会の多様な方面でリーダーとして活躍したい人
- グローバルな発想を持ち、国際連携・国際貢献に関心を持つ人
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カリキュラムポリシー
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前期博士課程
前期博士課程(総合文化コース、専修文化コース)においては、それぞれの専門のコースについての基礎的および専門的な知識を修得できるように、前期博士課程2年間を通して徹底した少人数教育と個別論文指導を行う。主指導教員と相談の上、多彩な開講科目の中から研究テーマに必要な科目を選択する。
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総合文化コース
総合文化コースでは、修士号取得後は後期博士課程へと進み、将来は研究者となるために博士論文を作成することを前提とした教育が行われる。総合文化コースには下記のコースが設けられている。
- 日本・東洋文化系
- 欧米文化・言語教育学系
- 福祉・社会学系
- 法学系
- 政治学系
- 経済学系
- 環境学系
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専修文化コース
専修文化コースでは、修士号取得後は社会において、大学院での研究成果を実践しその成果を社会に還元することを目的とする教育が行われる。専修文化コースには下記のコースが設けられている。
- 法文化コース
- 政治文化コース
- 経済文化コース
- 地域社会・経済コース
- 日本・東アジア・イスラム文化コース
- 欧米文化コース
- 言語教育学コース
- 健康文化コース
- 保健福祉社会学コース
- 地理科学文化コース
- 環境コース
後期博士課程
後期博士課程においては、各学系の専門的な知識を修得するために、後期博士課程3年間を通して徹底した少人数教育と個別論文指導を行う。主指導教員と相談の上、多彩な開講科目の中から研究テーマに必要な科目を選択する。1人前の研究者となるために必要な博士論文を作成するための教育が行われる。下記の8学系が設けられている。
- 日本・東洋文化系
- 欧米文化・言語教育学系
- 福祉・社会学系
- 法学系
- 政治学系
- 商学系
- 経済学系
- 環境学系
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ディプロマポリシー
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前期博士課程
大学院には、地域社会の要請に適応する人材養成や高等専門教育などが求められている。地域社会や地域の企業・産業における様々な分野の課題についての研究・調査能力を発揮しうる高度な専門職業人としての能力を有する人材(総合文化コースでは、後期博士課程に進むことを前提に、各分野の研究者を志向する人材、専修文化コースでは、修了後、税務、医療、福祉、教育など実社会で専門知識を活かそうとする人材)に対して、研究成果として作成された論文を審査して学位を授与する。
前期博士課程(総合文化コース、専修文化コース)においては、基礎科目・専門科目および論文指導で必要な単位を取得し、さらに学位論文の審査及び最終試験に合格した者に「修士(文学)」、「修士(社会学)」、「修士(保健福祉学)」、「修士(法学)」、「修士(政治学)」、「修士(経済学)」、「修士(学術)」の学位を授与する。
後期博士課程
大学院には、地域社会の要請に適応する人材養成や高等専門教育などが求められている。地域社会や地域の企業・産業における様々な分野の課題についての研究・調査能力を発揮しうる高度な専門職業人(各分野の研究者)としての能力を有する人材に対して、成果として作成された論文を審査して学位を授与する。
後期博士課程においては、授業科目および論文指導で必要な単位を取得し、さらに学位論文の審査及び最終試験に合格した者に「博士(文学)」、「博士(社会学)」、「博士(保健福祉学)」、「博士(法学)」、「博士(政治学)」、「博士(経済学)」、「博士(商学)」、「博士(学術)」の学位を授与する。