久留米大学医学部

優秀なスタッフと最新鋭の設備により現代医学の最先端教育と人格形成を実践

医学部は、90有余年の歴史を背景に、最高水準のスタッフと最新鋭の設備により、現代医学の最先端教育と人間形成を実践しています。医学科は「時代や社会、そして地域の多様なニーズに対応できる実践的でヒューマニズムに富む医師を育成するとともに、高水準の医療や最先端の研究を推進する人材を育成する」を教育目的とし、看護学科は「豊かな人間性と倫理観を培い、看護の実践・教育・研究を推進し、人類普遍の生きる力に光を与え、広く社会的使命を果たせる人材を育成する」を教育目的としています。

医学部の特色

  • クリニカル・クラークシップの実施(医学科)

    第4学年2学期・第5・6学年1学期ではクリニカル・クラークシップを行い、臨床実習を通じて、医師として必要な知識・技能・態度・習慣を身に付けていきます。クリニカル・クラークシップは、従来の見学型、受け身型の臨床実習とは異なり、学生が積極的にチーム医療に参加することにより成立します。2001年より、臨床実習が開始される時期に合わせ全国で初めて白衣授与式を挙行するとともに2013年からスチューデントドクターに認定しています。これには、医師としての専門職意識の向上と患者さんに対して持つべき優しさを再認識し、医師を目指す者としての心構えを新たにしようという思いが込められています。

  • 段階的に配置された看護学科の科目(看護学科)

    看護学科の授業科目は、「感性と創造」「人間と健康」「看護の実践」「看護の統合」の4群で構成され、広い視野から人間を全人的に捉える視点、看護実践能力、生涯学習への態度と実践の基礎、他職種との連携・協働ができる能力を養うことができます。

  • チーム医療教育(医学科&看護学科)

    これからの医療人に必須の『チーム医療』。医学部では、早期の実習からチーム医療に参加しながら、医療人として必要な知識や技術を学習。特に患者さん中心のQOL(Quality of Life)を考慮したケアを行うための相互理解力を高めていきます。

医学科の3つのポリシー

  • アドミッションポリシー

    医学部医学科は、次のような学生を求める

    医学部医学科は、医学科理念「国手の理想は常に仁なり」のもと「時代や社会、そして地域の多様なニーズに対応できる実践的でヒューマニズムに富む医師を育成するとともに、高水準の医療や最先端の研究を推進する」という目的に対する知識と技術を習得できる学生を求めています。

    本学の医学部医学科の学修目標(三大目標)は以下のとおりです。

    • 医師や研究者として職責を果たすのに必要な知識と技能を修得する。
    • 患者に寄り添うとともにチーム医療の実践に必要な態度と習慣を身につける。
    • 時代や社会、そして地域の多様なニーズに対応できる人間性と良識を涵養する。

    この目標に沿って、本学科の入学者受入方針は、以下の3点です。

    • 医学や医療の知識と技能を能動的かつ積極的に修得できる基礎学力と学習能力がある人
    • 診療や研究で実践的に活躍できる人間性・協調性・倫理観がある人
    • 時代や社会、そして地域の多様なニーズに対応できる柔軟性・積極性・向上心がある人
  • カリキュラムポリシー

    医学部医学科は、次の方針のもと教育課程を定める

    • 医学教育モデル・コア・カリキュラムと卒業時モデル・コア・コンピテンシーを踏まえた独自性のあるカリキュラムを編成し、一般教養・基礎医学・社会医学・行動科学・臨床医学・医学英語を段階的・系統的に学習できる魅力的なカリキュラムを実施する。
    • 1~2年次では、幅広い知識と自主学習の技能を修得するために多彩な一般教養科目を設定し、人体の構造・機能や生命現象を理解するために基礎医学科目を充実させ、医療や介護の現場を知るために医学入門実習や施設体験実習を提供する。
    • 3~4年次では、疾患の病態や患者の診察を理解するために診療科別の臨床医学科目を充実させ、診療や研究に従事する教員が専門領域における最新情報を提供するとともに、社会のニーズや医療情勢を知るために社会医学や行動科学に関する科目を提供する。
    • 4~6年次では、基本的な診療技能を修得後に初期臨床研修にスムーズに移行するために診療科別の臨床実習を施行する。大学病院や教育関連病院でチーム医療や多職種連携を体験させるとともに、問題解決能力やコミュニケーション能力を修得するために診療参加型実習を充実させる。
    • アクティブラーニングを支援する学習機器や訓練施設を充実させ、仲間と学び合う協同学習(1年次)、科学的探究心を育む研究室配属(3年次)、臨床実習前訓練(4年次)、卒前統括講義(6年次)などの特色あるプログラムを実施する。
  • ディプロマポリシー

    医学部医学科は、次の能力を備えた学生に対して卒業を認定し学位を授与する

    本学医学部医学科は,学修目標(三大目標)すなわち,医師や研究者として職責を果たすのに必要な知識と技能および患者に寄り添い同僚と助け合うのに必要な態度と習慣が身につき,かつ時代や社会のニーズに対応するのに必要な人間性と良識が涵養されたことが,厳格な判定によって確認された場合に学士を授与します。

    具体的には,以下のような項目について判定します。

    • 医師国家試験に合格する医学知識と技術水準が備わっている。
    • 医師として意欲を持って、社会、地域、組織の中で高い倫理観と責任感を持ち、多くの人と協力して医療と研究を継続的に実践できる。
    • 生涯学習を続け、医師として社会と地域の多様なニーズに対応できる基本的能力と習慣を習得できている。
    • 豊かな人間性と幅広い教養、そして高いコンプライアンスを有する社会性のある医師としての基本的な能力とマナー、良識が涵養されている。
    • 医学の国際化と交流に対応できる能力がある。

看護科の3つのポリシー

  • アドミッションポリシー

    医学部看護学科は、次のような学生を求める

    • 人と接することの好きな人
    • 温かく優しい心を持った人
    • 学修意欲があり、努力を怠らない人
    • なにごとにもチャレンジ精神のある人
    • 看護学を学ぶ上で基礎学力を有する人

    本学科での看護学教育の中で、その内容を十分に修得し高校生から看護師・保健師の卵へと成長するには、看護への思い、看護職としての適性以外に、高等学校において、自己表現能力、コミュニケーション能力や論理的思考を身に付けておくことが重要であると考えています。

  • カリキュラムポリシー

    医学部看護学科は、次の方針のもと教育課程を定める

    • 広い視野から人間を総合的に理解するために、倫理観を培い、感性を磨くことを目指し、豊富な選択科目を複数学年に配置している。
    • 人の健康について、看護学の教育内容と密接につながるように、専門基礎科目の基礎医学・臨床医学系の科目を配置している。
    • 看護実践の基礎的能力を養うため、人間の発達段階、健康の段階、生活の場を主軸にし、看護師課程と保健師課程の教育内容を4年間のカリキュラムの中で有機的に統合している。
    • 問題の解決と新たな価値の創造につなげていく能力や姿勢・科学的思考を育成するために、科目として「研究」を4年間で段階的に配置し、丁寧な個別指導を行っている。
    • 保健医療福祉のさまざまな分野において他職種と連携・協働する、看護の役割を学ぶため、多様な実習場で、インタープロフェッショナル教育を実施している。
  • ディプロマポリシー

    医学部看護学科は、次の能力を備えた学生に対して卒業を認定し学位を授与する

    本学では、授業科目及び単位数の卒業要件を満たし、以下の能力を修得した学生に対して、「学士」(看護学)の学位を授与する。

    • 豊かな感性と創造力をもち、主体的に行動することができる。
    • 倫理観に基づき、人権を尊重・擁護することができる。
    • 看護学の基礎的知識・技術・態度を身につけ、実践することができる。
    • 看護の現象を自ら探究し、問題を解決することができる。
    • 他職種と連携・協働し、看護の役割を発展させることができる。
    • 地域および国際的視野で、社会に貢献することができる。