地域貢献のTOPICS 学生が地域の情報誌作成を支援

学生が地域の情報誌作成を支援

2017年より包括連携協定を締結している筑後信用金庫の協力により、本学の学生が、うきは市が発行する広報誌「広報うきは」や、筑後信用金庫が発刊する「中小企業とちくごを元気にする地域経済情報誌『ここんにき』」の記事作成や表紙のデザインなどに関わり、貴重な経験を積んでいます。

筑後信用金庫の協力により、うきは市の広報誌「広報うきは」の記事を学生が作成

「広報うきは」の記事作成は、うきは市の産業の魅力を学生が取材し発信することによって、市が実施する創業・移住支援を推進することを目的として実施する事業です。

本事業は、うきは市と筑後信用金庫が、うきは市内の事業所等が抱える課題について情報・意見交換を実施したうえで企画されています。筑後信用金庫と本学は2017年12月に包括連携協定を締結し、地域と地域産業の活性化に寄与することを目的にさまざまな取り組みを実施していくことに合意しており、2017年2月に本学と連携協定を締結したうきは市とともに産官学が連携して事業に取り組んでいます。

2017年開始の本事業は現在、年4回の広報うきはの記事掲載に向けて展開されています。

事業における本学の役割・目的

本学は、市内事業所への取材を行う学生を選定し派遣しており、学生は事前に筑後信用金庫から説明を受けた留意事項をもとに経営者等への取材を主導し、記事の原稿を作成しています。派遣学生が市内企業への関心を向け、学生目線で学び掘り起こした魅力を積極的に発信していくことを目的としています。

事業の地域へのフィードバック

学生が作成した記事は「広報うきは」に掲載されることで、うきは市民の方々が市内事業所への関心と認知度を高めることにつながっています。毎年度の事業終了後には、学生の感想等も含めて筑後信用金庫からうきは市に事業報告書を提出しています。

事業の評価

年度毎の事業終了後に地域連携センター運営委員会において活動内容を振り返ることとしており、問題点については次年度以降に改善できるよう筑後信用金庫とうきは市と共有することとしています。

また、同センターの年次報告の中で、当事業において本学が担う役割が「社会連携・社会貢献に関する取り組みとなっているか。」「教育研究成果を適切に社会に還元しているか。」について自己点検・評価委員会に諮ることとしています。

事業に関する継続的な協議

本事業は産官学による連携事業として取材先の選定からから記事作成まで、さまざまな作業に多くの人が関わり協議しながら、2017年からこれまで継続しています。うきは市の産業の魅力をより多く発信していくため、これからも3者間で協議を行っていきます。

「広報うきは」について

2017年より包括連携協定を締結している筑後信用金庫の協力により、うきは市(平成29年2月に包括連携協定を締結)内の創業者・事業所を学生が直接取材し作成した紹介記事を、うきは市が発行する広報誌「広報うきは」に掲載していただいています。

うきは市民及び本学学生に市内の企業への関心と認知度を高め、学生が地域企業に関心を向け、企業活動も活発化する契機となるような連携事業として取り組んでいます。うきは市のさまざまな産業の魅力を発信することで創業・移住支援の一端を担うことを目指します。

うきは市ホームページ

掲載された記事の一覧

広報うきは 2018.8.1号 『龍宮株式会社』

広報うきは 2018.8.15号 『豊ハウス産業株式会社・株式会社堤木材』

広報うきは 2018.9.15号 『生活購買店reed』

広報うきは 2018.10.15号 『株式会社福岡電化商事・クローバー保育園』

広報うきは 2018.11.15号 『菓子工房ナチュール』

広報うきは 2018.12.15号 『うきは果樹の村やまんどん』

広報うきは 2019.1.15号 『Vin Cafe PROSPERO』

広報うきは 2019.2.15号 『株式会社かがし屋』

広報うきは 2019.3.15号 『庄山農場・レストラン庄山』

広報うきは 2019.8.15号 『東栄自動車』

広報うきは 2019.10.15号 『写真の松屋株式会社』

広報うきは 2019.12.15号 『株式会社REN-STYLE』

広報うきは 2020.2.15号 『有限会社東部産業』 

広報うきは 2020.12.15号 『石橋餅加工所』

広報うきは 2021.2.1号 『一の瀬焼 丸田窯』

広報うきは 2021.2.15号 『株式会社ミズキ』

広報うきは 2021.3.1号 『合同会社konoha』

広報うきは 2021.11.15号 
『林さん亭』

広報うきは 2021.12.15号 
『株式会社 大和ハウジング』

広報うきは 2022.2.15号 
『コガ自工』

広報うきは 2022.3.15号 
『株式会社 和加』


筑後信用金庫の地域経済情報誌「ここんにき」創刊に本学学生が参加(創刊発表会の様子)

 包括連携協定を結んでいる筑後信用金庫(久留米市)が地域経済情報誌「ここんにき」を創刊するに当たり、連携事業の一環として、本学が企画・制作に参加しました。創刊発表会が2018年11月30日、筑後信用金庫本店で執り行われました。

 「ここんにき」は、同信金が地域中小企業経営者と地元の大学生に出会いの場を提供することにより、方言で地域を意味する「ここんにき(筑後地区周辺)」を元気にしたいという思いから発刊されました。

 冊子には、本学学生による企画のページや経営者インタビュー、学生アンケート、教授のコラムなどが掲載してあり、表紙は文学部情報社会学科3年の寺地宏美さんが考案した久留米絣のデザインが採用されています。

 発表会で、筑後信用金庫の江口和規理事長は「情報誌が有益なものになり、地域活性化に貢献できれば幸い」とあいさつをされました。本学地域連携センターの伊佐淳センター長(経済学部教授)は「締め切りに間に合うかなど心配の種は尽きなかったが、形になり感慨ひとしお」と話しました。

 企画・制作には学生8人が参加。この日の発表会に出席した学生からは、「初挑戦で緊張したが、形になり貴重な経験になった」「どこまでPRできるのか深く考え勉強になった」などそれぞれに手応えを感じていました。

 今後も、本学の学生が制作に関わりながら、5月と11月の年2回、毎回1千部発行して同信金の各営業所や本学内、自治体に設置される予定です。

創刊発表会の様子

中小企業とちくごを元気にする地域経済情報誌「ここんにき」について

筑後信用金庫の協力により発行する「中小企業とちくごを元気にする地域経済情報誌」で、学生が記事や表紙のデザインに関わっています。

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