地域貢献のTOPICS 地元高校生が探求学習で本学の地域連携活動を取材
法学部では、ファッションショーなどを通して地元の伝統工芸である久留米絣をPRする「絣フェスタ・プロジェクト」や、デパートのアパレルブランドの売り場に賑わいを取り戻す取り組みである「岩田屋久留米店 BJガーデン ファッションショー」など、学生が中心となりさまざまな地域貢献活動を行っています。
そのような地域連携活動について2校の高校から取材依頼があり、取り組みを指導した前田俊文教授(法学部国際政治学科)と参加した法学部の学生が取材を受けました。
久留米市立久留米商業高等学校
12月11日には、久留米商業高等学校から4名の高校生が、本学の地域連携施設「つながるめ」を訪れ、本学からは前田教授と共に、学生の代表としてBJガーデン ファッションショーに参加した小山凜さんが取材を受けました。
今回の取材は、現代の若者がスマートフォンでファスト・ファッション※のような洋服を購入することが多く、またすぐに廃棄するようになっている傾向をテーマにした探求学習でした。(※ファスト・ファッション:最新の流行を取り入れた低価格の衣料品を、短期間の製造プロセスおよび流行サイクルで大量に販売するファッションブランドやその業態で、低価格かつ短時間で提供されるファストフードになぞらえた表現)
洋服を長く使うためにファスト・ファッションではなく、古くからあるブランドに目を向け、「流行が過ぎたファッションの再活用」をテーマに活動を開始。地域の活性化を目指している岩田屋 BJガーデン ファッションショーのことを知り、担当している教員とその実際の出演者にインタビューするために大学を訪れたものです。
取材の中では、BJガーデンファッションショーを実施しての感想や活動の成果について取材し、他にも同じく法学部で活動している絣フェスタのファッションショーで使用した衣裳を手に取り、絣特有の肌触りの良さを確認するなど、衣裳について質問する場面もありました。
福岡県立福島高等学校
また、18日にも福岡県立福島高等学校(八女市)から総合ビジネス学科2年生40人の生徒が本学「つながるめ」を訪れ、前田教授の他、「絣藍ドル・あいくる」のメンバー4名(水本可椰子さん、田中利奈さん、松藤花華さん、森美咲さん)と絣フェスタ・プロジェクトの各部門の実行委員4名(池田帆佳さん、尾関穂奈実さん、長友りのあさん、三月田愛華さん)が取材を受けました。
総合ビジネス学科では現在、マーケティングに関する探求学習として「地域貢献活動」について学ばれており、法学部が取り組んでいる絣フェスタや絣藍ドル「あいくる」などの、若者を対象とした活動に注目し、今回の取材に至りました。
当日は、前田教授が本学で行っているサービスラーニングや地域貢献活動について説明した後、実際に絣フェスタ・プロジェクトやマートル・プロジェクトに携わっている学生が、これまでの活動を振り返り説明した後、現在藍プロジェクトが坂田織物と共同開発している「久留米絣の寝具」についても紹介。
取材後には、大学生活についての質問や、逆に大学生から高校生への質問などさまざまな話題で交流を深める場面がありました。
福島高校の生徒のコメント
「久留米絣の認知が低いことから、より多くの人に知ってほしいという思いで大学生のみなさんでアイドルグループを結成してファッションショーをしたり、市内の祭りや生放送でテレビに出たりと、久留米絣について世の中に広めていく活動は、(ステージに立つ方だけでなく)裏方役を含め、とても魅力的だと思いました」