地域貢献のTOPICS 初代駐ベラルーシ特命全権大使徳永氏を講師に特別講演を開催
2月23日、御井キャンパスにおいて、初代駐ベラルーシ特命全権大使の徳永 博基氏を講師に特別講演「世界情勢と地域との連携について」が開催されました。(主催:久留米大学比較文化研究所(日本アジア比較文化研究部会)、久留米大学地域連携センター 後援:久留米大学法学部)
徳永氏は本学附設高等学校出身で、外務省大臣官房総務課地方連携推進室長など多彩な外交官としての経験をお持ちで、2019年から2023年まで初代駐ベラルーシ特命全権大使も務められました。今回はその大使としてのご経験を踏まえ、ウクライナをめぐるロシアの動きや関連する世界情勢について、隣国であるベラルーシからの視点も交えご講演いただきました。
講演では、現在の「ロシア・ウクライナ戦争」の直接影響下にあるベラルーシを含めたそれぞれの国の歴史的背景や国民性、ベラルーシの視点からみた戦争の見方や、日本及び国内の地域的視点から国際情勢をどのように認識し、対応していくことが大事であるか、どのように地域が世界と付き合っていくべきか等について、隣国での貴重な経験談とともに、さまざまなお話しをしていただきました。
講演後は会場から多くの質問があり、アンケートでも「マスメディアの報道だけでは伺い知れない内容、国を代表してお仕事されてきたからこその実感のこもったお話に圧倒された」「多文化が共生できる寛容な社会を築いていく心構えを説いていただいた。これからの社会を築いていく中高生にも伝えていきたい」「世界情勢とは離れた生活を送っているが、いろいろな事に興味を持って世界に目を向けてこれからの人生を送っていきたい」といった感想が寄せられるなど、世界情勢への感心の高さがうかがわれました。
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