地域貢献のTOPICS 「転ばない!元気で長生き!ストレッチ教室」がスタート

「転ばない!元気で長生き!ストレッチ教室」がスタート

8月23日、旭町キャンパス医学部総合グラウンド及び筑水会館において「ストレッチ教室」が開講しました。この教室は本学が実施しているSDGs推進プロジェクトの一環で、地域の方の健康づくりの一助になればと人間健康学部スポーツ医科学科の協力により開催されています。

介護認定のない60歳以上を対象とした講座で、ストレッチにより筋肉や靭帯(骨と筋肉をつなぐ組織)の柔軟性を高めることで関節の可動域を広げ、健康寿命を縮める原因の1つである転倒や骨折を防ぐことが期待されます。さらに、ストレッチを生活に取り入れることで、体を動かす機会を増やして健康寿命の延伸に繋げようというものです。全4回で構成されており、今回の定員上限の25名の方にお申込みをいただきました。

教室では、運動や健康維持についての知識を身に付ける講座、身体測定、ストレッチングの実習などが行われ、本学人間健康学部スポーツ医科学科卒業生で健康運動指導士の正木愛奈花氏や人間健康学部スポーツ医科学科の教員が参加者の指導を行います。本学人間健康学部スポーツ医科学科で健康運動指導士を目指す学生も教室の運営をサポートしています。

会場となった筑水会館
会場となった筑水会館
ストレッチング教室は全4回です
ストレッチング教室は全4回です

第1回講座の講師を務めたのは、ストレッチの指導を担当する正木 愛奈花さんです。リラクゼーションセラピストとして活動しながら、地域の方の健康促進活動に積極的に携わられており、明るく分かりやすいレッスンが好評です。久留米市や小郡市で開催されたストレッチング教室でも講師を務めました。

教室の前半は、健康寿命・ストレッチの基礎知識などをスライドで伝え、運動前後に必要な脈拍チェックの方法についてのレクチャー、スマートフォンを利用した姿勢のチェックなどを実施しました。

第1回の講師を務めた正木さん
第1回の講師を務めた正木さん
脈拍測定方法のレクチャー
脈拍測定方法のレクチャー
参加者の様子
参加者の様子
肩甲骨の可動域をチェックします
肩甲骨の可動域をチェックします
スマートフォンを使って姿勢のチェック
スマートフォンを使って姿勢のチェック
撮影した画像確認し測定シートに記録をつけます
撮影した画像確認し測定シートに記録をつけます
片足立ちでバランス
片足立ちでバランス
測定結果は写真で記録しておきます
測定結果は写真で記録しておきます

教室の後半は会場を体育館に移し、姿勢を意識した6分間歩行を実施。距離や歩幅の計測を行いました。

正木さんは、「今回は身体だけでなく脳トレなど頭も一緒に使うプログラムも取り入れている。リピーターの人も多いが、新たな気持ちで楽しんでほしい」と教室への思いを語りました。

後半は体育館に移動
後半は体育館に移動
6分間歩行テストを行いました
6分間歩行テストを行いました
計測の様子
計測の様子
6分間で歩いた距離と歩幅の測定を行いました
6分間で歩いた距離と歩幅の測定を行いました
20231114
学生たちとの交流も
学生たちとの交流も

参加者からは、「前回がとてもよかったので2回目の参加。教室に参加することで健康を意識するきっかけになっている」「友達と一緒に参加している。身体を動かせて楽しかったので、今日がスタート!という気持ちで教室がない日でも運動を心がけたい」といった声が聞かれました。

本学では今後も地域に暮らす子どもたちからお年寄りの方まで、幅広い年齢層に向けたイベントや講演会などを企画・運営していく予定です。

久留米大学SDGs推進プロジェクトとは?

久留米市に根ざした大学として「地域への貢献」という基本理念の下、グラウンド他施設を、学生利用のみならず、久留米市や周辺地域の方々のスポーツ活動の場・健康づくりの場となる企画を通じて元気なまちづくりに貢献すること、SDGs「持続可能な開発目標」の達成に貢献することを目的とするものです。

このプロジェクトは、取り組みにご賛同をいただいた、多くの企業・団体の皆さまからのご支援に支えられています。これからも地元企業や団体様と共にさらなる地域の活性化を目指し、取り組みを進めてまいります。

「久留米大学SDGs推進プロジェクト」について