地域貢献のTOPICS “伝統工芸とアート”をテーマに「久留米まちなか美術館」を演出
本学経済学部文化経済学科では、現代の文化的でクリエイティブな経済のあり方や、景観・街並み、食、ものづくりなど、地域固有の文化を活かした地域づくりなどについて学びます。地域での体験を通した学びを重視するのも特徴です。
文化経済学科の岩本洋一ゼミでは、「まちの森へようこそ」というイベントを企画し、11月16日と17日の2日間、蛍川公園(久留米市通町106-3)を賑やかに演出しました。
これは、毎年開催されている「久留米まちなか美術館」(主催:けやきとアートの散歩路(代表:進藤 仁子氏)/岩本洋一ゼミ)という、久留米市の中心市街地にある店舗や寺院等にアーティストの作品を展示し、市民にまちなかで身近にアートに触れる機会を提供するイベントの一環として行ったものです。
「まちの森へようこそ」は今年で4回目の開催で、今回、学生たちは「伝統工芸品とアート」をテーマに、使われなくなった傘を用いたアート傘ツリーの展示や、八女手漉き和紙、八女福島仏壇、久留米絣の端切れや端材を再利用したワークショップを行いました。また、端材でピンを作ったサッカーボウリングや八女和ごまなどが用意された駄菓子屋、会場に隠された妖怪を探しあてるゲームなど、さまざまな工夫を凝らし、子どもたちを楽しませました。
初日の16日夕方には、ランタンで会場をライトアップし、夜ならではアートの楽しみ方を演出しました。
両日合わせて232名の来場者の中には、「若い世代が伝統工芸に親しんでいることが嬉しいです」「去年は来られなかったのですが、今年は来られてよかった」「たくさんお兄さんお姉さんに遊んでもらえて喜んでいました」などのコメントがありました。企画した学生らからも「準備段階を先輩と一緒に楽しく進めることができました。当日も子どもと遊び、自分自身も楽しみました」「ワークショップでフラワーアレンジメントを来場者の方々に作ってもらいました。伝統工芸品の和紙の柔らかさが作品と相性がよく、出来栄えに満足しました」などのコメントがありました。