地域貢献のTOPICS 文化財防ぎょ訓練が行われました ~久留米大学本館を守る取り組み~

令和7年1月19日、久留米大学本館にて文化財防ぎょ訓練が実施されました。本館は有形文化財に登録されており、久留米の歴史と重要性を後世に伝える重要な建築物です。大学はこの文化財としての価値を守りながら、教育施設としての役割を果たすべく、定期的に防災訓練を行っています。
今回の訓練は、久留米広域消防本部久留米消防署、久留米市消防団(第1分団)、久留米市文化財保護課との連携で行われ、はしご車、化学車、ポンプ車が投入される本格的な内容となりました。
訓練の様子
訓練は9時30分から開始され、1時間程度にわたり、以下の内容で実施されました:
・大学側の訓練
通報訓練と避難訓練が行われ、事務・技術職員が緊急時の対応を確認しました。
・消防側の訓練
救助訓練と放水訓練が行われ、大学本館3階の第2会議室を出火点に見立て、スモークマシーンを使用して火災を想定。救助者を模した人形を用いて、実際の救助活動が行われました。
大学職員は、館内放送や消防への連絡を行い、「火事です! 逃げてください」と大きな声で避難誘導を行うなど、それぞれの役割に従って真剣に訓練に取り組みました。その後、消防による救助訓練が迅速に行われ、はしご車や化学車を使った迫力ある放水訓練が実施されました。












今回の訓練は、本館の文化財保護と緊急時対応の確認を目的に実施されました。大学の事務・技術職員をはじめ、久留米消防署、市消防団、文化財保護課の方々が参加し、緊密な連携のもとで行われました。
この訓練を通じて、職員一人一人が文化財の保護に対する意識を高め、緊急時の対応を再確認する貴重な機会となりました。久留米大学は、今後も文化財の価値を守りながら、安全で安心な教育環境を提供するため、こうした取り組みを継続していきます。
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