地域貢献のTOPICS 八女市での視察ツアーを実施-岩本ゼミが「伝統・文化・景観による価値づくりの可能性 」を探る

八女市での視察ツアーを実施-岩本ゼミが「伝統・文化・景観による価値づくりの可能性 」を探る

経済学部文化経済学科・岩本洋一ゼミでは、「文化によるまちづくり」をテーマに、地域と連携した研究活動に取り組んでいます。 今年度も3年生が「八女における伝統・文化・景観による地域の価値づくり」を研究テーマに掲げ、地域の魅力や課題に向き合う活動を進めています。

その一環として、5月22日に福岡県八女市で視察ツアーを実施しました。 当日は、約15名の学生が参加し、八女市役所企画政策課のご協力のもと、八女福島地区を訪問しました。

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視察では、町家を再生した分散型ホテル「RITA八女福島」や、伝統工芸である八女提灯と八女福島仏壇の製作を手がける「伊藤権次郎商店」「シラキ工芸」(八女提灯)、「緒方仏壇本店」(八女福島仏壇)を見学しました。

現地の方々から直接お話を伺う中で、学生たちは、長い歴史を持つ伝統を守りながらも、時代の変化に合わせて新たな価値を創出していく取り組みについて理解を深めることができました。

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参加した学生からは「八女市といえばお茶のまちというイメージが強かったが、実際に訪れてみると、提灯や和紙など多くの伝統工芸が息づく地域であることが分かった。単に工芸品を作って売るのではなく、展示や体験型の企画を通じてビジネスに展開するなど、時代に合ったマーケティング手法が取り入れられており、新たな視点を得ることができた。」「民泊や古民家再生といった地域活性化の事例は知っていたが、実際にはそれを運用するために必要な法律や制度が多くあることを学び、実践に向けた現実的な課題や工夫について考えるきっかけになった。」などといった感想が聞かれました。

学生たちは今後、この視察で得た情報や気づきをもとに、グループごとに調査研究を進め、7月末には成果発表を行う予定です。

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