地域貢献のTOPICS 医療センターで「肝疾患予防」に向けた新たな地域支援

久留米大学医療センターで9月3日、肝炎医療コーディネーターによる「肝疾患予防」へ向けた新たな地域貢献の取り組みをスタートさせました。
現代社会では、食生活の乱れや過栄養によって脂肪肝をはじめとする生活習慣病が増加しています。肝炎医療コーディネーターは、肝炎という病気の治療や予防にとどまらず、食事や生活習慣を含めて患者さんを支える役割を担っています。医師、看護師、薬剤師、検査技師、管理栄養士などからなるコーディネーターが多職種で協働し、それぞれの職種の視点で「私たちが患者さんにできることを形にしよう」と企画したものです。
第1回目となる今回は、外来患者さん向けの栄養指導「国分まち食堂」で使っている持ち帰り弁当を提供し、管理栄養士が弁当のメニューを解説しながら、食事面から脂肪肝予防の大切さをわかりやすく伝えました。



- 医師:井出達也(消化器内科教授・福岡県肝疾患相談支援センター)
- 看護師:江﨑祐子、益永愛、山内愛
- 薬剤師:田中和江
- 検査技師:中田一徳、天本貴広
- 管理栄養士:松本尚宣、喜多華絵、石川日菜妥、坂口美紀
このような取り組みは、日々の生活に寄り添ったかたちで地域の健康を支える新しい試みで、今後も継続的に活動を展開し、10月5日には福岡市で第12回市民公開講座を開催予定です。医療センターは、肝疾患をはじめとする生活習慣病の予防を地域と共に進め、誰もが健やかに暮らせる社会の実現をめざします。


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