地域貢献のTOPICS 八女市「みんなの学校」の学校長に学生が就任【商学部】
八女市に「みんなの学校」が開校し、12月1日(月)、八女市役所において学校長任命式が行われ、商学部の学生有志によるボランティアサークル「team.csv」を代表して、商学部商学科4年の田鍋実花さんが学校長に任命されました。任命式では、簑原悠太朗八女市長から任命書が手渡され、市事業に学生が参画する新たな取り組みがスタートしました。今回の学校長任命は、2024年に締結した八女市と本学の包括連携協定に基づき実現したものです。
「みんなの学校」は、八女市が地域の学びと交流を促進するために市内全域で展開する生涯学習プロジェクトで、遊休公共施設や公民館などを活用して子どもから高齢者まで幅広い世代を対象に講座やイベントを行うものです。team.csvと八女市は、2023年度から交流を開始し、これまでに中学校でのドローンによる動画撮影・編集講座、市民対象の親子プログラミング講座、高齢者向けデジタルライフの楽しみ方講座など、協力して多様な活動を行ってきました。こうした実績を踏まえ、今回の学校長任命につながりました。
簑原市長は、「これまで実施した講座が市民の方から好評で、ぜひこの連携事業を八女市全体に広げていきたいと思っています。今後もイベントや講座を通して地域住民のスキルアップを促し、八女市民の生活の質の向上に寄与すること、また、若者と子どもや高齢者など多世代の交流によって地域が活性化し、地域全体の発展につながることを期待しています」 と学生にエールを送りました。
任命を受けた田鍋さんは、「これまでの活動で市民の皆さんと触れ合う中で、コミュニティの希薄化が叫ばれている今、生涯学習の支援は子どもから高齢者まで幅広い年代と接することができる最も良い機会だと感じています。『みんなの学校』が生涯学習支援の最先端のプロジェクトとなり、市民の皆さんの中心にある場所となるよう、しっかり取り組んでいきます」と意気込みを語りました。
team.csvとは―全国で地域課題に取り組んできたボランティアサークル
「team.csv」は、商学部木下和也教授のゼミ学生が中心となり、ICTを活用した教育支援、地域の電子回覧板の普及、高齢者向けデジタル講座、eスポーツイベントの運営など、全国の自治体・学校と協働しながら地域課題解決に取り組むボランティアサークルです。
学生たちは、これまでの経験を生かし、八女市が実施する以下の講座・イベントの企画立案や教材作成、講師などの運営支援を行う予定です。
【今後の活動予定】小中学生向けプログラミング講座/アントレプレナーシップ講座/動画作成スキルアップ講座/高齢者向けデジタル講座/eスポーツイベント など
今回の学校長任命式を機に、八女市と本学の協力体制はさらに強化されます。 今後はteam.csvの活動だけでなく、「健康講座」や「子育て支援講座」などの取り組みを通じて、本学の多様な学生が地域で学び、挑戦し、その成果を地域に還元する機会が広がることが期待されます。
本学は今後も地域との連携を通じて、学生の成長と地域の発展に寄与してまいります。
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