学生生活・就職のTOPICS 来春開催の日本商工会議所青年部全国大会のプレイベントに本学学生が参加
来年2月、久留米市をメイン会場として開催される日本商工会議所青年部第44回全国大会「ほとめきFUKUOKAくるめ大会」の準備に法学部の前田俊文教授、経済学部の伊佐淳教授、商学部の木下和也教授が関わり、学生がゼミやサークルとして協力しています。この大会は、全国各地の青年経済人の交流を目的に、全国持ち回りで開催されており、会員だけではなく開催地域の一般住民も楽しめるイベント企画で各地域の活性化にも貢献しています。
11月10日、久留米シティプラザで開催されたプレイベントに学生たちが参加し、イベントを盛り上げました。
ステージで行われた「久留米大学 久留米絣ファッションショー&プレゼン」では、法学部の学生が「伝統の魅力発信~大学生と共に創る久留米絣・八女茶の新たな魅力~」と題して発表を行いました。内村直尚学長の挨拶に続き、絣フェスタ学生実行委員代表の小池颯一郎さん(法律学科2年)が挨拶を行い、池田帆佳さん(国際政治学科4年)による「藍プロジェクト活動報告」、松藤花華さん(法律学科4年)と森美咲さん(法律学科4年)による「八女茶取材報告」と続きました。その後、法学部の学生と卒業生がモデルを務める「久留米絣ファッションショー」が行われ、学生たちは約30分にわたって華やかなステージパフォーマンスを繰り広げ、久留米絣の魅力を発信しました。
また、六角堂広場で開催された「未来共創マルシェ」では、経済学部と商工会議所青年部によるオリジナル物産を販売しました。商品1つ目は、福岡県の特産品である「あまおう」を使った焼き菓子「ほとめき!ときめき!ばりうまおうマドレーヌ」です。あまおう苺のパウダーを混ぜた生地で焼いたマドレーヌに、あまおう苺パウダーを練り込んだホワイトチョコレートをコーティングしました。この商品では、学生が商品開発の企画段階からアイデアを出し、商品名やパッケージデザインを考案しました。商品2つ目は、クラフトビール2種「HELLO」と「PUNKY」です。異なる味わいのクラフトビールに合わせ、商品名とパッケージデザインを工夫しました。
高橋世馬さん(文化経済学科4年)は、パッケージについて「マドレーヌで特にこだわったのは商品名です。筑後弁で“おもてなし”を意味する“ほとめき”を取り入れ、福岡らしさを意識して“あまおう”と“ばりうまい”と“マドレーヌ”を掛け合わせ、“ほとめき!ときめき!ばりうまおうマドレーヌ”と名付けました。また、ビールでは久留米の名所である高良大社の昼と夜の写真を使用しました。さっぱりして飲みやすいビールを“HELLO”と名付け昼の写真に、王道のほろ苦いビールを“PUNKY”と名付け夜の写真にしました。商品の個性をうまく表現できたと思います」と話しました。
マルシェ会場では他にも、経済学部と商学部の学生が商工会議所青年部の協力のもと、久留米名物の焼き鳥やフライドポテト、オリジナルワッフルを実演販売し、多くの客で賑わいました。「焼き鳥」では、経済学部伊佐ゼミ3年生チームの学生が「鶏皮塩シナモン」と「豚バラ塩レモン」の2つの新しいフレーバーを作り出し、食べた人からは「美味しい!」と評判でした。その他、伝統工芸品である八女提灯の絵付け体験コーナーや筑後地方の美味しい日本酒の販売もサポートしました。
学生たちは、今回の活動を通じて地域に根差した産業や伝統文化への理解をさらに深め、企業や地域と協力することで、実践的な経験とともに新たな価値を創出する力を養いました。2月に予定されている全国大会に向け、引き続き学生たちがさまざまな企画で参加し、地域を盛り上げていきます。