学生生活・就職のTOPICS 商学部卒業生、池田喜次さんが藍綬褒章を受章
本学卒業生の池田喜次さんが、久留米市民生委員として永年に亘る社会福祉の向上に尽力した功績が認められ、「令和6年春の褒章」において藍綬褒章を受章されました。
藍綬褒章は、会社経営や各種団体での活動を通じて、産業振興や社会福祉の増進に優れた業績を挙げた個人に授与されるものです。池田さんは昭和36年に久留米大学商学部を卒業され、その後、福岡トヨペットに就職。営業職として定年まで従事されました。
定年後は、長年民生委員として地域に貢献していたお父様の影響を受け、自らも民生委員として活動を開始。現在では、長門石地区民児協の会長職を7期21年にわたり務め、地域福祉の増進と充実発展のために貢献されています。
長年営業職として活躍していた池田さんは、営業職で培った「人と話す力」や「相手の立場に立って物事を考える姿勢」が、地域住民との信頼関係の構築に大いに役立っていると話しています。相手を尊重し、じっくり話を聞くことで相談者の悩みを引き出し、解決に向けて適切なサポートを提供することを心掛けて活動されているそうです。
池田さんのコメント
以前から候補に挙がっているという話は聞いていましたが、まさか本当に自分が受賞するとは思っておらず、新聞で報道された時には感慨深い思いがありました。式典では天皇陛下から労いと励ましのお言葉を直接いただき、それが特に印象に残っています。特別なことをしたつもりはありませんが、これまでの長年の活動を評価していただけたことはとても嬉しく思います。家族や仕事の仲間も大変喜んでくれて、この受賞が私の人生に新たな豊かさをもたらしてくれたと感じています。
民生委員としての活動は、時代の変化とともにますます多岐にわたり複雑化していますが、今回の受賞を励みに、これからも地域に密着した活動を一層心掛けていきたいと思います。