学生生活・就職のTOPICS 附設高校 鉄道研究会の生徒たちが柳川療育センターで展示会を行いました

附設高校 鉄道研究会の生徒たちが柳川療育センターで展示会を行いました

附設高校の鉄道研究会の生徒たちが、柳川市の障害児者施設「柳川療育センター」に巨大な鉄道模型を展示し、利用者との交流を深めました。

今回展示された模型は、4月に開催された文化祭のために制作されたものです。文化祭を訪れた柳川療育センターの山下 裕史朗施設長がその完成度に感動し、「施設でも展示し、治療やリハビリに励む子どもたちに楽しんでもらいたい」と打診したことをきっかけに、今回の企画が実現しました。

展示した「SL人吉」の模型
展示した「SL人吉」の模型
設営の様子
設営の様子

展示されたのは、SL人吉をモチーフにした巨大バルーン模型で、実物のおよそ2分の1サイズという迫力ある作品です。生徒たちは設計から制作までを一貫して手掛けており、空気で膨らませる構造により、利用者が実際に中に入って楽しむことができる仕組みとなっています。制作にあたっては、附設卒業生で巨大立体造形制作の指導経験を持つ小川進氏が、制作のサポート・指導にあたりました。

今回は、「SL人吉」の模型の他にも、過去に石橋文化センターで展示された「カッパ」作品も併せて披露されました。

会場では、多くの利用者が模型に触れたり中に入ったりしながら笑顔を見せ、生徒たちも交流を通じて充実した時間を過ごしました。

会場を訪れた子どもたちと記念写真
会場を訪れた子どもたちと記念写真
附設校生徒と記念写真に応じる山下施設長(前列中央)
附設校生徒と記念写真に応じる山下施設長(前列中央)

生徒たちのコメント

中原聡真さん

プラスチック段ボールで製作した部品にスプレーで塗装する作業が初めてで、色むらが出ないよう均一に塗るのが難しかったです。文化祭で展示すると、子供から大人まで多くの人に見てもらい、頑張ったかいがあると実感しました。仲間内だけで終わらせるのではなく、たくさんの方に楽しんでもらえたことが何より嬉しかったです。今回の経験を活かし、来年はより大きな作品に挑戦したいです。

丹後颯介さん

この模型を制作するにあたって、まず最初に大変だったのが3Dモデリングです。大きい模型に起こすための完成モデルとして設計すべく、パソコンと睨めっこしながら工夫を凝らしました。ワンオペかつ一か月を要したので、自分にとっては一番苦労した物だったと思います。全体で一番の難点だったのは内部の空気の循環です。模型の一番の目玉であるボイラーの円形表現や、煙突・蒸気溜の膨らみ具合など、様々なことを考慮してどう膨らませるか大分熟考しました。

また、この模型を柳川に展示すると決まった時は、当初喜ばれるかどうか不安はありましたが、実際は予想よりも喜んでいただいたのでとても安堵しました。

今回の展示を通して、もう一度新しいものを制作して展示したいという思いはありますが、この体験で感じたやりがいを後輩にも感じてもらいたく、後輩主体でそれを支える役として携わっていきたいと思っています。

西悠希さん

今回の鉄道模型制作では、途中からはビニールシートだけではなくプラスチック段ボールなど新しい材料を使う場面が増え、試行錯誤の連続でした。さらにコーラス練習との両立もあり、時間調整の難しさを感じました。しかし、文化祭一週間前に仮組みが完成し、全体像が見えた時は大きな安心感と達成感がありました。柳川療育センターでの展示では、患者さんたちが楽しそうに模型を見てくださり、とても嬉しかったです。今回の経験を通して、ものづくりの楽しさを改めて感じました。