学生生活・就職のTOPICS 学生サークルteam.csvが福岡市で公民館の新しい活用をテーマに講演【商学部】
商学部木下和也ゼミの学生で構成されるボランティアサークルteam.csv*の学生3名が、6月19日、福岡市の早良市民センターで行われた公民館関係者や地域住民を対象とした講演会で、「STEAM教育を活用した新しい生涯学習のかたち」について発表を行いました。
今回の講演は、福岡市早良区生涯学習推進課との連携事業として実施されたもので、公民館を単なる貸館施設ではなく、「地域全体を学びの場」とする新しい生涯学習拠点へ発展させる可能性について紹介しました。
*「team.csv」の由来は「Computer Scienceを活用したVolunteerを行うTeam」です。その活動は、商学部商学科の木下和也教授指導のもと学生が主体となり、地域社会と関わりながらICTを活用した課題解決や学びの機会の創出に取り組むことを目的としています。
講演では、STEAM教育が単なる科学教育や技術教育ではなく、デューイやモンテッソーリの教育思想にもつながる「体験を通して学ぶ教育」であることをわかりやすく説明するとともに、地域住民・学生・行政・企業が協働する「学習コミュニティ」の重要性について紹介しました。さらに、開催されるワークショップや講座を一度きりのイベントで終わらせるのではなく、学ぶ人が将来の指導者となり、地域の中で学びが循環する仕組みづくりの必要性についても提案しました。
この構想のモデルとなっているのが、八女市で開校した「八女市みんなの学校」です。team.csvは、2018年から地域向けプログラミング講座やSTEAMイベント、教員研修などを継続して実施し、その活動を基盤として、子どもから高齢者まで誰もが学べる生涯学習学校へと発展させてきました。
現在は鳥栖市でも同様の「鳥栖市みんなの学校」開設に向けた準備が進められており、今回の福岡市早良区での取り組みは、その第三のモデルケースとなることを目指しています。
講演の中心を担ったのは、八女市・鳥栖市両プロジェクトの立ち上げから活動している3名の学生です。子ども向けプログラミング講座やSTEAMイベントの企画・運営、地域住民との交流、行政との連携など、自らの経験を交えながら発表を行い、参加者からは「学生がここまで主体的に地域づくりに関わっていることに驚いた」「公民館の新しい役割が見えてきた」といった感想が寄せられました。
team.csvでは、大学で学んだ知識を地域で実践し、その成果を再び大学で研究へと発展させる「実践と研究の循環」を大切にしています。今回の講演もその一環であり、学生自身が地域課題の解決に主体的に関わりながら成長する貴重な学びの機会となりました。
【関連サイト】
■2025.12.03 八女市「みんなの学校」の学校長に学生が就任【商学部】
■2026.03.28 学生サークルteam.csvが鳥栖市で親子向けAI教室を開催【商学部】