学生生活・就職のTOPICS 青年海外協力隊に合格 文学部国際文化学科4年の松永さんがニカラグアで地域づくりに挑戦
文学部国際文化学科4年の松永朋和佳さんが、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する青年海外協力隊の選考に合格しました。職種は「コミュニティ開発」で、2027年4月から約2か月間の派遣前訓練を経て、同年夏ごろから中米のニカラグアで約2年間活動する予定です。
周囲との出会いがつないだ、海外への挑戦
大学入学当初は企業への就職を考えていたという松永さん。幼い頃から英会話を習っていたこともあり、次第に英語を使って働くことや国際協力に関心を持つようになりました。大学1、2年生の頃、キャリア科目の担当教員の紹介で、地域の団体を支援する財団でインターンシップを始めたことが、大きな転機となりました。
インターン先には青年海外協力隊のOB・OGが複数在籍しており、経験者から話を聞く中で、自分も青年海外協力隊に挑戦してみたいと思うようになったそうです。「経験された方々から『行った方がいいと思う』『向いていると思う』と言っていただいて。自分では気づいていない部分を評価してもらえたのなら、少し信じて挑戦してみようと思いました」と振り返ります。
就職や大学院進学も選択肢にありましたが、卒業後のタイミングを生かして応募を決意。知らない国で一人、2年間活動することへの不安もあったといいます。それでも、「興味を持ったことは、これから先もずっと興味を持ち続けると思う。就職してからよりも、今が挑戦するのに一番いいタイミングだと思いました」と、前向きな思いを聞かせてくれました。
松永さんが選んだ職種は「コミュニティ開発」です。青年海外協力隊にはさまざまな職種がありますが、専門的な知識や社会人経験を求められるものも多く、大学生が応募できる職種は限られていたといいます。また、将来の可能性も考え、訓練で国連公用語を学べる国への派遣を希望していました。そうした条件も踏まえて選んだのが、スペイン語圏のニカラグアで取り組むコミュニティ開発だったとのことです。
地域の団体を支援する財団でインターンシップを経験してきた松永さんにとって、地域の人々と関わりながら課題解決を目指す活動は、これまでの経験にもつながるものです。派遣先の市役所では、住民参加型のコミュニティリーダーの育成や、地域の課題解決に向けたプロジェクトの計画・実施支援などに携わる予定です。インターン先での経験を生かしながら、現地の人々と対話を重ね、地域に必要な取り組みを一緒に考えていきたいと話します。
「まずは相手の話を否定せずに聞いて、その中でみんなで改善策を考えていく。そういう関わり方ができたらいいなと思っています。大きな変化を起こすことは難しくても、2年間の任期を終えた後も、現地の人たちが自分たちで活動を続けていけるような支援ができたらと思います。そして、『あの日本人、こんなことを言っていたな』と、ふとしたときに思い出してもらえるような存在になれたらうれしいです」と、派遣に向けた思いを語ってくれました。