学生生活・就職のTOPICS 語学留学レポート(アイルランド)
皆さんこんにちは、野口忠大と申します。私は大学生になってから出会ったクラフトビールに魅せられ、地元の長崎に帰ってクラフトビールを提供するお店を作りたい、と思うようになりました。日本でもたくさんのクラフトビールが作られるようになっていますが、「将来ビジネスでも役に立つ英語を勉強しながら長い歴史を持つヨーロッパのビールに触れ、本場のパブを見て周りたい」と考え、アイルランドに語学留学することにしました。国際交流センターの方が大学が提供している海外研修スカラシップ制度のことを丁寧に教えてくれ、費用の一部を大学が負担してくれたことも背中を押してくれました。
入学したのは「SEDA College Dublin」の3週間のプログラムでした。色々な国から学生が来ていましたが日本人は自分だけで必然と英語を使わざるを得ない環境に飛び込めたのはとても良かったです。ほとんど英語を話せない状態で留学しましたが、一生懸命伝えようとしていると自然と友達を作ることができて、楽しく勉強することができました。
スケジュールとしては朝は6時半に起きて学校に行きお昼の12時まで授業を受けます。午後はフリータイムになるのですが友達とランチに行ったり、買い物や観光に出かけたりする時もあれば、宿題をしたり、卒業論文を進めたりと日によっていろんなことをしていました。
目的の一つであったパブは毎日のように行きました。夕食を食べたら友達と待ち合わせて目をつけたところに入るのですが、地元の人と仲良くなって一緒に踊ったり盛り上がったりしたのは良い思い出です。ある日「Industry&Co」というお店に出会ったのですが、ここは雑貨屋とバーが合体したような店舗で装飾や置物などのセンスがすごく良くて、自分もこんな店がやってみたい、とイメージが膨らみました。色々なお店を見る中でそれぞれスタイルがあることに気づき、「こうあるべき」といったことに囚われるのではなく「自由に考えていいんだな」と思えたのも収穫でした。
ホームステイ先はリバプール(サッカーチーム)ファンのご夫婦の家で、過度に干渉はされなかったですが話しかけると優しく応えてくれる方々でした。美味しいご飯を朝夕出してくれましたし、一緒にテレビでサッカーの試合をみたり、自分が行ったパブの話を聞いてもらったりと楽しい時間を過ごすことができました。
3週間はあっという間に過ぎてしまったんですが、その後1週間程度かけてフランス、ベルギー、ドイツも訪問しました。フランスはマルシェを見てみたくて立ち寄ったのですが、ここで飲んだPANAMEというビールが一番美味しかったです。ドイツではケルンでケルシュというビールに出会いました。ドイツのビールもやっぱり美味しかったです。
帰国してからも現地で仲良くなった友人との交流は続いています。テキストメッセージやビデオチャットのやりとりをしていて、久留米にいても英語を定期的に話す機会を持てています。韓国の友人とはお互いの国を一緒に旅行したりもしているんですよ。もっと話せるようになりたい、と勉強へのモチベーションも上がり必修単位ではない英語の授業を4年になった今も履修しています。
この経験を今後の学生生活に生かして、目標が達成できるように努力していけたらと思っています。