ご報告の研究成果 「病院ベッド搬送アシスト装置」を共同開発
久留米大学外科学講座 友枝 博助教と株式会社ジェイテクトマシンシステム※1が共同開発を行っている「病院ベッド搬送アシスト装置」が開発の最終段階を迎えています。
昨今、超高齢化社会の進展により、医療従事者の人手不足は一層加速することが予測され、医療現場では身体的負担の大きい看護業務の負荷軽減が求められています。この装置は、友枝助教のアイデアを特許化し(特許7121394:移動式ベッド)、産学連携による技術移転活動により、株式会社ジェイテクトマシンシステムと共同開発に至ったものです。
数年間の共同開発の中で、患者さんを移送する際の様々なシチュエーションを想定し、現場の看護師さんが違和感なくスムーズに使えるように、アシスト機能の強弱、曲がる速度、廊下やエレベーター内の壁などへの幅寄せ機能など、細かい点まで何度も協議と実証を行いました。今後、さらに多くの看護師さん等の意見も取り入れ、改良を重ねながら、販売に向けた準備を進めています。
本装置は、国内製のほぼ全ての病院ベッドに取り付けることができ、病院等ですでに使用されているベッドにも後付けが可能です。本装置を通じて、安心・安全な医療環境の整備支援の一助となることが期待されます。
※1株式会社ジェイテクト(本社:愛知県刈谷市、社長:佐藤和弘、以下「ジェイテクト」)のグループ会社である株式会社ジェイテクトマシンシステム(本社:大阪府八尾市、社長:宮藤賢士、以下「ジェイテクトマシンシステム」)
【本機器に関する問い合わせ先】
株式会社ジェイテクトマシンシステム 経営管理本部経営企画室事業企画グループ
TEL:072-922-7885
【ご参考】
ジェイテクトマシンシステムWebサイト:
https://www.machine.jtekt.co.jp/news/news20221101
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