研究・産学官連携研究契約

共同研究契約・受託研究契約・その他契約(MTA、秘密保持契約など)

企業等との産学官連携を通じて優れた研究成果を創出し、得られた研究成果を社会に還元するため、共同研究・受託研究を積極的に推進します。共同研究・受託研究の契約等、学術研究に関する契約について手続き等を行っています。

共同研究

共同研究の申請

外部機関研究者との共同研究を実施する場合は、共同研究を実施しようとする本学研究者「研究担当者」らが共同研究申請・計画書を作成し、研究担当者の所属長の承諾を得て、旭町キャンパスについては産学官連携推進室、御井キャンパスについては御井学舎庶務課を経由して産学官連携推進室にご提出下さい。

様式および記載例は、以下からダウンロードできます。

記載例および様式

  • 令和4年4月1日より、共同研究費には間接経費(直接経費の20%)を計上いたしますので、ご了承ください。

【参考】大学と民間機関等との共同試験研究税制面での特例措置

共同研究の流れ

共同研究は、次の手順で行われます。

  • 申請書・研究計画書の提出
  • 審査
  • 決定
  • 受入れの通知
  • 契約の締結
  • 研究費の納入(共同研究費がある場合)
  • 研究の開始
  • 研究の完了
  • 報告
  • 成果の発表
  • 外部機関の研究者との共同研究を実施する上で、学外者が本学の施設・設備を使用するときは、事前に研究者の所属する学部長等の承認が必要です。

受託研究

受託研究とは

久留米大学が、地方自治体、教育研究機関、各種団体、民間会社等学外からの委託を受けて、本学の業務として行う研究(調査、試験、検定、試作及び製作を含む。)で、これに要する経費(受託研究費)を委託しようとする者(委託者)が負担するものを「受託研究」といいます。

受託研究終了後は、原則として1ヶ月以内にその成果を委託者に報告いたします。

受託研究の申請

委託者は、受託研究申請書と研究計画書を原則として研究開始日の1ヶ月前までに、研究代表者が所属する講座等の責任者(所属長)の承諾を得て、旭町キャンパスについては産学官連携推進室、御井キャンパスについては御井学舎庶務課にご提出下さい。

様式および記載例は、以下からダウンロードできます。

受託研究の流れ

受託研究は、次の手順で行われます。

  • 申請書・研究計画書の提出
  • 審査
  • 決定
  • 受入れの通知
  • 契約の締結
  • 研究の開始
  • 研究の完了
  • 報告
  • 成果の公表

試料提供契約(MTA)

MTAとは

MTA(試料提供契約)とは、保有する研究試料(遺伝子や細胞、実験動物等)の提供・受領を行う際に交わす「契約書」で、その試料の取扱や権利、免責等に関する取り決めです。

すなわち、提供するものが研究中の場合では、秘密の保持や譲渡禁止等、また、提供物による損害からの免責、人体への適用禁止(薬物等の場合)、残存物の処理、発生する知的財産権の帰属等を取り決め、合意締結する契約をいいます。

よって、研究試料自体は有形物ですが、研究者の知的創造研究の産物であり、その価値は物としての価値よりも技術的な付加価値が高いと考えることから、特許等と同様の取扱いをし契約を交わす必要があります。

MTAの申請

研究試料の提供をする場合および研究試料を外部から受領する場合には、研究者は、所属する講座等の責任者(所属長)の承諾を得て、産学官連携推進室へお問い合わせ下さい。

本学用の「有体物提供に関する覚書」あるいは、提供元の契約書を使用し、産学官連携推進室にて研究試料提供の態様に対応し、双方に出来るだけ不利益が生じない契約に調整し締結を致します。

様式は、以下からダウンロードできます。

MTAの流れ

<研究試料提供は、次の手順でおこなわれます。

 1.研究試料(有形財産)提供依頼【試料、実験動物(マウス等)、菌株、試作品等】
      ↓
 2.提供可能性の確認【研究目的の確認】
      ↓
 3.研究試料提供契約(MTA)締結【秘密保持、発生する知的財産権の帰属等を定める】
      ↓
 4.使用者へ提供、研究
      ↓
 5.提供者への結果報告

Q&A

  • MTAとはなんですか?

    Material Transfer Agreementの大文字をとって、略してMTA直訳で、試料・原末を学外第三者から提供(有償もしくは無償)を受ける、もしくは学外第三者に提供する際の同意・承諾・契約のことです。
  • 研究試料のやりとりには、どういうものがありますか?

    試料、実験動物(マウス等)、菌株、生物遺伝資源、試作品等があります。
  • 研究費の発生がある場合もありますか?

    大学や公的研究機関との間では、経費として、梱包輸送費等(実費)が必要となります。通常は、試料等の対価を要求される事はありません(希にはあります。)
  • 国外とのMTAについて契約内容は基本的に国内と同一か?

    基本的には同様と考えて良いと思います。むしろ提供者(団体)の個別的な交渉により決定されます。国内、国外というよりは、個々の大学等の考え方によります。
  • 何故、MTAを結ぶ必要があるのか?

    基本的には、契約行為により提供者と被提供者の義務と権利を文章化し、明確にすることにより、後々の係争等の問題を回避する為に行います。

ベンチャースペースの利用(貸出)

ベンチャースペースについて

久留米大学では、平成30年4月に研究棟とする「基礎3号館」を設置しました。この建物の3階には、バイオベンチャー等の関連する企業、団体・個人の方々を対象に、研究室(4室)をご用意し、有償で貸し出しを行っています。特色としまして、この研究棟の4階から6階には、従来の4倍以上となる「疾患モデル研究センター」を擁し、最新の設備と実験室を整えています。

また、2階には分子生命科学研究所や循環器病研究所を設置しており、共同研究活動の推進が見込めるほか、同2階にはベンチスペースや、研究機器の一部をご利用いただくことも可能です。新たな研究成果の創出、共同研究等、是非、ご利用ください。

添付の「募集要項」をご参照いただき、ご利用を希望される場合は、「使用申込書」及び「(別紙)事業計画書」に必要事項を記入の上、企業パンフレット等を添付の上、お申込みください。

見学のみも受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

対象施設

久留米大学 旭町キャンパス 基礎3号館3階 計4室

  • 17.9 平方メートル(2室)
  • 18.0平方メートル(2室)
基礎3号館
基礎3号館
ベンチャースペース
ベンチャースペース
ベンチャースペース
ベンチャースペース

申込・お問い合わせ先

産学官連携推進室(担当:藤木・豊坂)