学生生活・就職のTOPICS 別科生が馬頭琴の演奏会、東国分小で小学生が演奏体験

別科生が馬頭琴の演奏会、東国分小で小学生が演奏体験

2月13日、久留米市の東国分小学校で、久留米大学留学生別科の蘇日力格(スウ・リーリーゴー)さんが2年生の児童を対象に馬頭琴の演奏を披露しました。この演奏会は、同小学校の教諭で本学卒業生の安本先生からの依頼を受け、実施されたものです。

児童たちは国語の授業で「スーホの白い馬」というモンゴルを舞台にした物語を学習しており、作中に登場する馬頭琴という楽器について学んでいます。大学のホームページで馬頭琴の演奏ができる留学生がいることを知った安本先生から、「音色を直接聴くことで、児童たちが異文化をより深く理解できる貴重な機会になる」とのお話をいただき、今回の機会につながりました。

会場となった久留米市立東国分小学校
会場となった久留米市立東国分小学校
約90名の児童の前で演奏をしました
約90名の児童の前で演奏をしました

演奏を披露した蘇日力格さんは中国・内モンゴル自治区出身で、小学生の頃に馬頭琴を始めました。演奏会では、馬頭琴の独特な音色や表現について説明しながら、現地の伝統曲や子どもたちに人気のアニメソングなどを披露しました。

児童たちは、初めて見る馬頭琴の形や大きさ、そしてその音色に興味津々。蘇さんが弦を奏でると、教室には「わぁー、すごーい」という歓声が上がりました。また、実際に馬頭琴に触れたり演奏を体験したりする機会も設けられ、児童たちは目を輝かせながら楽器を間近に観察していました。

演奏に耳を傾ける児童たち
演奏に耳を傾ける児童たち
留学生別科の蘇日力格さん
留学生別科の蘇日力格さん
モンゴルの伝統曲などを披露
モンゴルの伝統曲などを披露
蘇日力格さんの馬頭琴
蘇日力格さんの馬頭琴
初めて見る馬頭琴に興味津々の児童たち
初めて見る馬頭琴に興味津々の児童たち
実際に馬頭琴に触れてみました
実際に馬頭琴に触れてみました
弦を使って音を出す体験も
弦を使って音を出す体験も
演奏体験をする児童
演奏体験をする児童
先生も演奏にチャレンジ
先生も演奏にチャレンジ
最後はモンゴル語で挨拶をして終わりました
最後はモンゴル語で挨拶をして終わりました

演奏中、児童たちからは「馬が走る音に聞こえる」「戦いの音楽みたい」などの声が聞かれ、物語の世界や風景を想像しながら演奏を楽しんでいる様子が伺えました。

蘇日力格さんは、「内モンゴルの音楽や文化を知ってもらえて嬉しい。今日をきっかけに興味を持ったら、ぜひ自分でも調べたりしてみてほしい。いつか内モンゴルにも行く機会があれば、ぜひ訪れてみてください」とメッセージを送りました。