久留米大学 大学院 医学研究科様々なキャリアと研究経験
第一線で活躍する医師に、いつどんな場合に動的能力を身につけたかを伺いました。インタビュー・ビデオ『医師の本分』をご覧ください。キャリアグラフでは静的能力と動的能力を身につけた経験がキャリアに沿って示されています。
医師の本分
キャリアグラフ
様々な方のキャリアグラフをご覧ください。※サムネールをクリックすると拡大表示されます。
多くの方はキャリア初期には静的能力を重視していましたが、組織マネジメントや部下の育成などの責任が大きくなるほど動的能力の必要性を痛感していることがわかりました。現在の仕事は大変ながらやり甲斐があり充実していると感じていました。
インタビューに答えてくださった方々が動的能力を身につけたのは、研究や留学など日常診療とは異なる経験からでした。そしてこのような経験があったからこそ、日々起こる問題を解決し未来を切り開いていけることを実感していました。
研究経験から得られる臨床力
医学研究科では同門医師を対象とした調査の結果、研究経験が動的能力の理想と自覚・自信を高めることを見出しました。研究とは科学の最前線で未知に挑戦し自らの答えを発見することです。なかなか結果が得られず苦労することもあれば、予想外の発見に心が躍る瞬間もあります。指導者や仲間とともに試行錯誤を重ねる中で困難に直面することもあれば、仲間の素晴らしさに気づくこともあります。その全てが臨床とは異なる経験であり動的能力を身につける機会になると医学研究科では考えています。
動的能力とは物の見方や考え方です。もし皆さんが研究に取り組んだら、臨床現場に戻った時にものの見え方が以前とは違うことに気づくでしょう。そして研究経験で身につけた動的能力は皆さんにとって一生の財産になるでしょう。