先輩の経験
先輩の経験
医師のキャリアの中で動的能力はいつ必要になるでしょうか?その力はどんなキャリア経験から得られるでしょうか?
第一線で活躍する先輩方にインタビューをおこないました。グラフでは、静的能力(医療知識・技術)と動的能力(問題解決力、仲間との協力、自律性)がキャリアに沿って示されています。
多くの方はキャリア初期には静的能力を重視していましたが、キャリアを重ねて責任が大きくなるほど動的能力の必要性を痛感していることがわかりました。
研究や留学は動的能力を獲得する大きな機会になっていました。異なる診療環境も機会になっていました。多様な経験の中で自律性を持って試行錯誤を繰り返すことが動的能力の獲得に必須であることがわかりました。
責任ある立場では組織マネジメントや部下の育成が業務になります。開業医であれば経営、チーム作り、労務管理や従業員の人間関係の問題解決も必要になります。同じ疾患でも総合病院とクリニックでは診療行為が異なります。これらのほとんどは決まった答えがなく、自らが動的能力を発揮して取り組むべき業務や問題です。
先輩方は、仕事は大変ながらやり甲斐があり充実していると感じていました。
そして過去の多様な経験があるからこそ、日々起こる問題を解決し未来を切り開いていけることを実感していました。
経験
動的能力:充実したキャリアへの鍵
臨床力 = 動的能力 x 静的能力
研究経験から得られる臨床力
動的能力を獲得するチャンス
アンケート調査
コアカリで見る医師の能力