地域貢献のTOPICS 地域住民のための『アンチエイジング教室』を実施、ヘルスリテラシー向上をサポート

11月13日、御井キャンパス「つながるめ」にて、地域住民の方々を対象としたアンチエイジング教室「ヘルスリテラシーを高めて年齢に打ち勝て!」第4弾の4回目が開催されました。
この教室は、地域住民の健康促進を目的に、人間健康学部スポーツ医科学科が企画。参加者のヘルスリテラシー(健康や医療に関する正しい情報を得て活用する能力)向上と運動習慣の確立を目指すものです。
教室は全6回で構成され、参加者の体力に応じた「まずは運動をできるカラダを!運動習慣定着コース」と「運動を楽しむエネルギッシュコース」の2種類のプログラムが用意されています。両コースともに本学卒業生である専門講師2名が指導を担当し、運動や健康指導の豊富な経験を活かして参加者をサポートしています。また、人間健康学部の教員が運動に関する基礎講座を担当し、専門的な知識を提供、学生たちもサポートスタッフとして教室に参加しています。
スポーツ医科学科教員による基礎講座
全6回の講座のうち1回から4回目の講座では、コースに分かれて運動をする前にスポーツ医科学科教員による運動に関する基礎講座が行われます。4回目の今回の講座ではスポーツ経営学の行實鉄平准教授が「ヘルスリテラシーを高めよう」というテーマで参加者にレクチャーをしました。


まずは運動をできるカラダを!運動習慣定着コース
「まずは運動をできるカラダを!運動習慣定着コース」の担当は、人間健康学部スポーツ医科学科卒業で健康運動指導士の正木 愛奈花さん。リラクゼーションセラピストとして活動しながら、地域の方の健康促進活動に積極的に携わられており、明るく分かりやすいレッスンが好評です。久留米市や小郡市で開催された「ストレッチング教室」、本学のSDGs推進プロジェクトの一環で行われた教室などでも講師を務めました。
今回の教室では、テニスボールを使って、座ったままでもできる運動やストレッチ、リラクゼーションの指導が行われました。






運動を楽しむエネルギッシュコース
「運動を楽しむエネルギッシュコース」は、経済学部卒業で健康運動指導士、日本スポーツ協会アスレティックトレーナーの梯 誠剛さんが担当。総合病院に7年勤務し、フットネスジムのチーフトレーナーなども務めた経験を持ち、現在は地域住民の方への運動指導やトップアスリートへの指導を行っています。
今回はサーキットトレーニングの方法、メニューの組み方を学び、実践も行われました。






参加者からは「第一弾のコースから休まず通っている。教室に通うことが運動を始めるきっかけになり、教室がない日にも他の運動にチャレンジするようになった」「普段身体を動かすことがないのでとても疲れたが、みんなでワイワイと運動するのが楽しかった」などといった声が聞かれました。
またこの教室には、健康運動指導士を目指す学生たちもサポートスタッフとして加わっています。資格取得に向けた実践的な学びの場となっていることも大きな特徴です。終了後には、インストラクターを務めた卒業生も交え、教室のふりかえりが行われました。




参加した学生からは、「アドリブでエアロビを取り入れてみたところ、参加者がとても楽しそうだったのが印象的で、楽しんで運動できるようなレパートリーをもっと増やしたいと思った」「別の講座で学んだことが生かせた」「参加者から教わることも多く、次の実践に活かせるよう、もっと勉強したくなった」などの声が聞かれました。
講師を務めた梯さんは「サポートをしてくれる学生たちが積極的に参加者とコミュニケーションをとってくれるので、教室が一方的ではなく双方向で進められるようになった。手厚いサポートができるようになり、参加者の満足度も上がっている。今後は、大学が連携協定を結んでいる行政や企業ともコラボし、この教室が参加者はもちろん、学生たちの成長にとっても価値ある場になると良いと思う」とコメントしました。
第4弾の教室は残り2回開催されます。1回500円で都度参加も可能です。詳細はこちらをご覧ください。